トマトの生育その4、雹の襲撃に雷の電撃!

突然の雹
突然の雹

突然の豹やライオンの襲撃!

いや、雹と書きますね

雷雨がきてすごい雨だと思ったら、雹に切り替わり

ドザーってもう手が出せませんでした

雨よけハウスだから両サイドは開いています、なのでポリに弾んだ雹が

サイドのトマトの列を襲撃!直径は1センチ以下で、ポリも破られず

トマトも傷くらいですみました

近くの土岐市では3センチの雹が降り、被害が出た模様

仲間の園芸農家でも、ハウスに穴を開けられた人もあり

この位で済んだのは、ついている!

そう考えて、できる限りの手当をしていきます

 

他にも落雷で、灌水装置のシーケンサの出力カードを落雷でやられ

壊れていない出力に振り返るなど、いろいろと被害は出ました

自然災害には勝てません、それなりに備えておくしか仕方が無いですね

 

葉や茎が傷だらけになってしまったので

再び栄養剤を散布し様子を見ます

農協の指示では、銅剤散布と樹勢回復に窒素の多い葉面散布の

指示が来ましたが、別に樹勢回復イコール窒素ばかりでは無いと思うので

入れませんけどね、窒素などすぐに下から吸えますから

他にも樹体を締め固める資材を投入します

銅剤も銅による殺菌効果より、この樹体を締め固めるのが目的ですから

定植初期のこの時期、樹勢も強く、すぐには病気に冒されませんし

空気も乾燥しているので、無駄に科学農薬を使うのは避けます

もうしばらく様子を見て、Zボルドーを使用する予定

 

同じ無機銅剤でも、Zボルドー、ドイツボルドーの

性質の違いを考慮して、使い分けます

同じく、カリクリーン、ハーモメイト、ジーファインの性質も考えて

使い分けます、ここらは調べるといろいろと勉強になります

農協の指示を聞いているだけでは、つまらないですからね。

 

傷だらけのトマト
傷だらけのトマト

桃太郎の方が無駄に樹が大きくなる感じですね

レイカより1段花芽が上がったので、花の割には樹がでかいです

その分、余分に葉っぱがあるので、樹勢に余裕は持てると思います

枝一枚で養える量は決まっていますから、葉は多い方が良いです

桃太郎は水にも肥料にも反応が早く、樹が大きくなりやすく

レイカは鈍感で、ゆるゆると成長しています

 

レイカは低段での花芽で、桃太郎より葉が少ないし

着果も良いので、定植後の根を伸ばすエネルギーも必要だから

樹が大きくなりにくいのかもしれません

桃太郎は花も小さく着果も遅いのでその分余力があるのかもしれません

今の段階では、レイカの方が扱いは良いですね。

桃太郎の様子 29日
桃太郎の様子 29日
桃太郎の様子、30日
桃太郎の様子、30日

一連のレイカ

樹の大きさの割には、花芽の成長具合は桃太郎と同じで

着果は桃太郎より、良い

何より花が大きくて安定している

株元に灌水するのも最初のうちだけで

根が広がりだしたので

一旦、センターチューブの水を止めて左右のチューブからの

灌水だけにして見る予定

この定植直後でもすでに、日量1リットルを超える灌水をしています

だからといって、暴走することも樹ぼけの症状も出ないですし

薄い作土のすぐ下は耕地整理の基盤のため、かちかちに転圧された山砂で

地下水も無い、水を何日も切っても、地下深くに有効な根は張らないので

水を灌水しながらの調整で根を作土全体に誘う様にします

それに本年度は、異常に乾燥しているので、例年よりは灌水が必要と考えています。