トマトの生育13、暑いですけど、少し落ち着きました。

1日の始まりです
1日の始まりです

皆様、ご無沙汰しております・・・・

暑くて、ばて気味だったのと・・・・

子供達が夏休みに入り、家にいるのと、子供の夏休みの行事が始まり

ついでに、トマトの本格的出荷も始まり~

全部、重なると・・・・パニックパニックパニパニ~パニック!

まあ、暑さは、準高原地帯ですから、さわやかな物ですが

それでも、急激に気温が上がれば、その差は、都市と同じですから

やっぱり、体にはこたえますな~・・・・

子供の行事は、なるべく女房にお願いしますけど

その分、トマトの関係は一人でこなさなければならず・・・・

この、夏休みから盆明けまでが一番忙しいのです。

早朝、台車にコンテナを載せて

トマトを採取して回ります。

天気が良ければ気持ちの良い朝ですけど

雨でも、晴れでも、採取はします

雨ならカッパを着たまま、ハウスの中を回ります

トマトもぬれます、完全にクローズしたハウスでは無いので

軽トラに積み込みの時や、通路を歩くときはぬれます

このあたりは、まだ改良の余地はありますけど

中山間地の、小さいハウスの寄せ集めでは

致し方ないです・・・・

 

この半月は雨も降らず天気が良いので

朝は涼しく、気持ちよいです。

暑いと・・・・猫は涼しい所を探して

伸びてます~、だらーん、て、何だお前ら・・・・

下駄箱の上で、手桶に足を入れて寝てる猫

廊下で伸びてるやつ

踏むぞ!て怒鳴りながら、ちゃんと避けて歩く飼い主

まったく・・・・・・猫も暑いのは嫌いだね

ちゃんと涼しい所を探して寝てる。 

7月の定例会、暑いけど回りました・・・・

7月26日、いつもの様に、定例会

毎月一回、上矢作トマト組合の組合員の農場を

全員で回ります

上矢作で、レイカを栽培しているのは

うちだけなので、僕の提供で試食会をしました

結果は、まあ好みの問題・・・・

 

決して桃太郎が絶対的に旨い訳では無い・・・・と思う

 

僕が一番標高の高いところに住んでいるのと

ハウスの天井も通常より50cm高くしてるので

うちが一番涼しい~ということがよく分かりましたけど

その分、気温が下がるのも早いので、やはり、保温対策をしないとね~

最後は、おきまりの、座っての報告会で終わります

さすがに日中は暑くて、あまりハウスの中に長い時間は

いられません・・・・

いつもより早めに回ります

特に変わったことも無く、まあ普通ですね

 

農薬の話が出ました

皆さん

葉カビ、すすカビ・・・・・

下葉に出てます、だんだん上に上がってきます

何を散布しよう~て相談してるけど

葉カビ、すすカビの登録のある薬はどれだ

なんて話をしてます、あと安いのはどれとか

登録は人間の都合で、菌に効くか効かないかは、また別の話

安い薬と言うのは、確実に効く薬で

高い薬は効かない薬・・・・

葉カビにしか登録が無くても、灰色カビでもすすカビでも

効く物は効きます、効かない物は登録があったって、効かない

普及員は立場上、登録以外の話は出来ないそうですが

僕らは農家、トマトに使用できる農薬で、確実に効けばそれで良いのです

褐色輪紋病に登録のある薬は少ないですけど、ネットなどで

試験結果が公表されているので、確実に効く薬でトマトに使用できれば

少々高価でも、僕は使います

 

効かない薬でも、化学農薬は化学農薬

どうせ使うなら、最新の物で、確実に効かし、

同じような薬を、何度も使ったりしない方が、消費者のためだと考えています。

 

僕は、葉カビが出るなら、消毒の時に、薬だけで無く

樹の栄養バランスを取るために、葉面散布資材を同時に使用した方が良いと

提案してるのですが・・・・もったいない・・・・だって

そりゃヘタすると農薬より高く付きますけど

病気がでるのは、バランスが崩れているからで

薬だけで無く、バランスを取るのが優先だと僕は思うのですが・・・・

そういう考え方は、異端児?なので

病気がでたら、はい薬、登録は~ってのが一般的です

農薬の希釈倍率は勝手に変えることは出来ませんが、葉面散布材は

自由なので、夏場は薄めて消毒にまぜて使えば良いのです

まあ、バランスを取るために、樹の動きを読んで、各種の資材を

処方して散布するのは、農薬を選ぶ以上に、複雑ですからね・・・・

勉強していないと出来ませんが、僕たちはプロ農家

そのくらいやって普通では無いでしょうか?

 

最近の花村トマト農園の様子・・・・

朝、5時の太陽

夜、7時の月

今日も1日が始まり~また終わる

 

まあ日中は昼寝しますけどね、熱いから・・・・

炎天下の仕事は避けますよそりゃ・・・・

我が家で使っている各種はさみ

採取用の葉先が湾曲した、採果はさみ

細い先端の、剪定はさみ

 

普通は採果はさみは、バネ式の物を使う人がほとんどですが

僕は、握るのに力がいるのと、疲れてくると手から滑り落ちることが多いので

バネの無いはさみを、わざわざ探して取り寄せて使っています

 

好みですけどね・・・・僕は、仕事の道具にはこだわるタイプなので

ついつい、いろいろ取り寄せてみますし

はさみは、高価でも、切れ味の良い物しか使いません

 

弘法は筆を選ばずって言葉もありますが・・・・・

僕はかなりこだわって選びます

 

道具、農薬、肥料・・・・こだわりのトマトですから?

 

草取りした後の草・・・・毎日でます
草取りした後の草・・・・毎日でます

マルチが無いから

草は生えます、だからシルバーを頼んで草取りします

定例会で回ったとき、シルバーを頼むのは、金がもったいない

マルチを張れば必要無いのに・・・・いつも言われます

栽培上張らないだけで、お金だけでは無いのです

短期に高収量を上げるために張ってないので

マルチを知らないわけではありません

 

これもこだわり? それともへそ曲がり?

褐色輪紋病がまた動き出しました

これは、薬と言うより、窒素過剰になると発生する指標の様な物ですから

ベルクー水和剤、セイビアー20フロアブル、など

灰色カビしか登録が無いですが、褐色輪紋菌に効く薬を優先して使って

それ以外にも、窒素の施肥を控え、リン酸、カリ、カルシウムを増やし

窒素消化資材を使用することで、今の所、動きを止めています

 

葉カビ、すすカビはほぼ出ません、この辺は葉面散布材で

かなり押さえられますし

かぜ通しを良くしてやることも大切です

 

疫病は、発生しかけましたが、予測して、化学農薬の予防材を

しっかり効かしてあるので、広がらずに止まっています

 

灰色カビは、晴天続きで動きを止めていますが

玉が灰色カビに負けるのは、僕の印象では

窒素が効き過ぎた状態の時の花や玉に発生が

多いように見えます

 

病気の多くは窒素の過剰や他の要素の過不足から発生すると考えられます

今回、土壌窒素の発生と天候の絡みで、花落ち玉落ち、病気の発生に

一定のパターンと関連性があることがはっきりと分かりました

こういうことは不作で失敗するとよく分かります

まあ、周りは誰も認めませんけどね・・・・

でも、今年は病気も押さえてるし、花落ちも減りました

こう言うと、たまたまだってすぐ言われますけど、

自分で予測して、予測に通りになったときの、達成感は

他人には分かりません

小さなノウハウを貯めて、少しずつ、微差ですが

技術を高める努力をし続けて行きます。