トマトの栽培17、水はいつまで?&民田農場の見学から米について

レイカ、最近の様子
レイカ、最近の様子

トマトの生育は、ことレイカについては、後半は目標通りです

桃太郎は・・・・もう一つおかしいままで

理由も50%位しか解析出来ていません

 

農業は数値で的確に判断できる項目ばかりでは無く

もちろん、分かる数値との関連性は推察しますけど

経験即的な面が多いので、ブレーンや普及所の職員を呼び

見てもらいながら、話をして、解析をしてもらいます

また、自分自身で、他の生産者のハウスを見て、比較し

何が起きているのか推察します

 

農協職員で今、この巡回しながら、解析出来る人はいません

就農希望者はびっくりするかも知れませんが、東美濃農協には

スペシャリストはいません、自分の目と県職員の普及員が頼りです

 

でもね、僕のブレーンも普及員も、それぞれ違う見解を言うのですよ・・・・

それぞれ、信頼する技術者ですけど、見解が違う?

農業は、未だそういう産業なのです

 

僕の所の作物の生育の流れや、施肥や灌水の状況、気候

しかもトマトに限っている 

たまに見に来ても、今の状態は、ずばり分かりますけど

(それすら?な普及員もいらっしゃいましたが)

そこに至る原因、過程までは読めるわけでは無いのです

 

一つの現象に対し、そこに至る、要因が多すぎるのがその理由ですけど

時間があれば、話ながら、推理を詰めていけると良いのですが

ぱっと見に来ただけでは、推論を言うだけですから

後は、自分自身で、要因を洗い出し、いくつか推論を吟味して

おおよその推論を出して、来年の改良点にします

来年は来年で、また条件が変わるので

また推論になります、今の所、この繰り返しです

 

自分の農場は、自分が1番の研究者になる・・・・絶対ですね

 

普及員やコンサルタントは、僕らより、沢山の現場を見てるわけです

僕の見解ですけど

農業は、順調な所を見ても、どうして順調か、実はよく分からない

すべてがバランス良く行ってると、良いと言うしか無い

不調な所を見ると、原因が分かったりする

不調な物を、対策で、調子を戻したりすると原因がはっきりする

なので、不調な所を沢山みて、原因を解析するのが

経験を積むには良いと思うのです

 

それで経験を積んだら、見ただけで、推論がいくつか頭に浮かぶようになります

そこから、また詰めていけばいいわけです

 

なので、他のハウスに行ったら、良く観察し、質問をして

自分なりに解析して、覚えていないといけません

僕も素人なりに、だんだんと、それが出来るようになり、経験を積めました

 

また自分のところが

経営破綻に追い込まれるほど、トマトがまともに生育しなくなり

トマトの味も評価も落ちてしまうという、恐ろしい状態の屈辱から

この4年、まだまだ勉強は足りませんけど

必死にもがき、努力させてもらったので、おかげで、いろいろな

植物の仕組みを、学んで、知ることが出来ました

今、ようやく、自分のトマトの調子が上向いて

少しは自分の予想通りに栽培が、出来るようになってきました

それで、他の人のハウスを見ても、いろんな状況が、少しは読めるように

なってきました、これで、少しは、定例会でも他の生産者の役にも

立てるかな~と思っています、まだ出番は無いですけど

 

石川農園の後半、どうして疫病が多発したか

定例会では、農薬の話と、換気をするようにと言われただけでしたが

僕は、ゆっこ社長と、石川ハウスの土をほじくりながら

哲也時代とゆっこ社長のやり方の違いや、今年の栽培管理の手順から

おおよその理由を推察しました、たぶん理由の70%位にはなってるはずです

その理由は、一般的な疫病の理由では無く、灌水や施肥パターンの問題で

基本的な所に、見落としがあると僕は推論を出しましたが

ゆっこ社長は・・・・?そんな事あるのですかという位の話でした

合ってるか間違ってるか?今年はもはや手が着かない・・・・

来年の改良点になりました・・・・

 

これは、ノウハウだから、ネットに出しません

病気は必ず原因がある、そこを解析出来ないと、病気は減らない

農薬ばかり使う考えでは、いつまでたっても、理由にたどり着けない

必ず理由がある、そしてそこにたどり着く努力は必要です

その上で、農薬を有効に使用するのが、今できる最善かと思います

 

今の時期、トマトが熟さないので、エスレルを使う人が多いです

エスレルとはエチレン・・・・植物を熟させるのに使う成分のホルモン剤です

僕は就農時、他の生産者のエスレルの使用状況を見学し

就農時から自分自身では使ってません

理由は、何となく不自然な感じで、美味しく無さそうに見えたから

不必要に柔らかかったりしますし・・・・

 

なので今は、蒸し込みに切り替えました

蒸し込みとは、ハウスを密閉し、灌水し、日中のハウス内の温度と湿度を上げて

自然に熟させる方法です

これだと病気が増えるし、軟化も出ますけど、一応、玉伸びも良いですし

均一に色んできます

 

夜間は1桁まで気温が下がるので、以外と病気が出ません

また、カビを避けるため、トマトの玉が日に当たるように、玉出しをします

湿度と温度が取れるように、下葉を取って、地面に日が当たるようにします

それらをセットにして、蒸し込み作業をします

 

これは、就農時、ここ木の実は寒いので、トマトの切り上げも早いから

農協では、エスレルを使うよう指導されましたけど

10月にまだまだ、玉伸びさせて、11月まで出荷し収量を確保するため

僕は、農協意外にも、僕の技術ブレーンにも相談したら、この蒸し込みを提案されたので

採用しました

なので、これを行っているのは僕だけです

理由は、手間がかかる、らしいです

下葉を取って、玉を出さないと、効果が少ないし病気が増えるだけだから

僕が、調子が上がってないので、誰もまねしません

 

なんで、らしい、かと言うと就農時からこの作業を習慣にしてしまうと

これで、作業の段取りを普通に組んでいるので、別段、苦ではないからです

一旦手を抜くのを習慣にすると、手を掛ける作業が苦痛に感じます

なので、僕は体の許す限り、作業の手は抜きません

 

それに、今年、津具村のYさんBさんからの提案で、初期も保温すべしと言われ

そう、僕は最初の収穫が遅いのですけど、最初も温度確保すべきでは無いか?

と言われ、今年やっと、自分の、温度確保は後半だけしか

気にしてなかった事に気がついて、初期、遅いのは、それが原因で

僕は、木の実地区はこんなものかと、最初を考慮していない自分が

いかに、習慣に慣れていたのか、恥じました

なので、来年は初期も保温します

 

ここの産地の人間で無いブレーンや津具の農家と交流することで

気がつく事もあります、でも、よしっと、改良に乗り出すのは

自分自身です、自分が習慣に合わせて考えていたら、できません

 

栽培も含め、決めるのは自分ですから、自分が常に考える

思考停止しない状態を保つために、視察し、交流は欠かせませんね

灌水はいつまでするの?

9月に入ったら、玉に味を乗せるために水を切っていけ?

 

味は温度差と施肥で乗って来ます、9月に入れば、味は乗ります

水を切ったら、玉が伸びようとする段は伸びられなくて

栽培終了までの、総収量は落ちます

 

僕は、11月まで灌水します

 

ハウスを密閉し、気温を上げていても、完全には密閉せず、日中は少し開けます

風は中に入り、日中は樹も土も乾きます

ここで灌水しないと、根も傷み、玉も伸びません

レイカは10月一杯、桃太郎は霜が降りるまで

玉は伸び続けます

灌水量は気温に正比例し、施肥も水だけだと、樹が老化するので

少量だけど、施肥を続けます

先端は摘芯してるので、当然ですけど

脇芽は伸び続けるので、時々、取らねばなりません

脇芽が伸びると、当然新葉がでて来ますし、先端の方は繁ってきます

だけど、玉も良く伸びますし、玉つやも良い物が出ます

地下水がある人なら、水を切っても玉伸びしますけど

うちは地下水が低いし、浅根栽培なので、こうなりました

 

11月まで収穫する以上、10月は玉伸びさせます

後は霜が降り、気温が氷点下になって、樹が枯れるまでです

 

灌水は氷点下になる予想の、1週間前にパイプの水を抜いて、停止します

夏秋トマトで飯を食べている以上、最後まで、トマトに掛けます

 

農協の指導とは違っても、いろいろ自分で見聞きし、この方法に

たどり着きました、選果場内でも標高は高い方ですが

後半の終了は、しっかり出ます

11月は、夏秋は単価が安いから無駄だと言う意見もありますけど

選果場は動いていますし、長期出荷も目標の一つですから

これで試行錯誤してます、来年は初期も保温を試験しますし

 

なんでも、一つの考えに捕らわれないで、試行錯誤を続けようと考えています

民田農場、もみすり中!

籾殻富士山
籾殻富士山

恵那市内で90ヘクタールの米を扱っている民田農場さん

一回ももみすりの現場と、施設が動いているところを見たこと無いので

無理言って見せてもらいました

 

まるで、マジンガーZの格納庫のような施設で、内部の高低差がすごい

ここにマジンガーかガンダムが立ってたら・・・・くだらない事

考えていました

 

民田さんは徹底した考えの持ち主

通常、土地の高低差は不利に考えて

なるべく平地にして施設を建てますけど

逆に、高低差を利用して、効率を上げるにはどうしたら良いのか

施設の配置は高低差を利用し、建物には金がかかったけど

作業効率を買う!この発想で、作られています

 

施設の機材は、中古でそろう物は中古・・・・

必要とあれば最新の装置も導入

これだけの資材、普通は助成金をもらって新品でもおかしくないですけど

助成金もあるようですけど、ほとんどが、ネットなどで集めた中古だそうです

すごい施設でした、早朝から無人で動いていました

袋を積むロボットも入っており、自動化もされています

 

季節的にしか使用しない物は、レンタル・・・・

必要以上に物を待たないそうです

 

 

民田さん、90ヘクタールの面積がありますけど

なんと、トラクターも田植機も持ってません

目標面積は300ヘクタールだそうで、今も規模拡大に取り組んでいらっしゃいます

 

ここは中山間地、米は平野よりうまいけど、作業効率は落ちる

だから、田植えも、耕起も、稲刈りも、自分でやってたら

利益は出ないそうで・・・・

 

民田さん自身は、育苗と精米、販売に特化してるみたいで

田植え、耕起、稲刈りは、それぞれ専門部隊に、請負させるという

方法をとっているようです

僕は稲作はよく分からないし、そのあたりの経営方法は

民田さんから、詳しくは聞いたこと無いので、分かりませんが

ここまで来るには試行錯誤の連続だった・・・・そうです

ほんと、農機具を持ってないし、施設は巨大でも機械は中古品だらけ

それでも、米専業で、食べている方です

 

考え方は、ちょっと飛んでいて、普通の百姓ではありません

自分の時給を、3万円に設定しろとかって、言って笑ってます

 

僕もいつも、ケチョンケチョンに言われます

ブランド立ち上げて、格外品を売るな、止めろ!

直売所で1日、1万2万売り上げて、どうするの!

もっと大きい金の動きを作れとかって言います

お前も小さいなあ~とか言われて返す言葉もありません

はあ~、すいません、小さな人間です

土地を借りて、金を借りて、大規模にやれないのか?

どうなんだ、検討したのか?努力したのか?

そう、叱られます

 

稲作は、機械化産業です、規模の倫理が十分通用します

規模拡大と、効率化の塊の産業です

一定場の作業効率が得られる大きな田んぼを集め、大型機械で、短時間で作業をすます

小さな、機械の入らない田んぼは、当然切り捨てる

育苗も、ライスセンターも集約する

耕起の人は次から次に耕起を専門にし、機械の稼働率を上げる事が出来る

後ろから田植え専門が田植えをする、機械の稼働率も高い

 

トマトは労働集約産業です、規模を拡大しても、効率が上がらない

最近の視察で感じた事です・・・・

機械化出来る事が少なく、結局、人を増やさなければならない

僕としても、大規模化で、僕のこれからの方向性を見いだせないのが事実

 

視察のブログには書いてませんが、土地を持っていても

規模拡大で破綻したトマト農家も、県内にはいくつもあるのです

それだから、大規模で経営し続ける、大黒屋さんや橋場さんはすごいのですよ、でも怖い

トマトも旬の夏場のレギュラートマトは供給過剰になりがちで

価格は暴落しやすいです、このあたりの収益の話は、以前ブログに書いた通りです

 

冬の雇用確保の仕事は菌床椎茸が主流になりますけど

すでに需要と供給バランスは崩れ、価格の下落が進んでいるそうです

だから菌床にこだわったり、販路を変えたり、実際は何とか人件費をまかなえても

会社自体は儲からないことが多いそうです

 

拡大すれば、金が要ります、人件費を払いながら、借金を返済しながら

不作に暴落・・・・こうなったら・・・・・・

すでに拡大した経営体でも、施設の維持費はかかりますが

このトマトの値段も下がり、菌床椎茸の価格も下がりでは

今から、大黒屋さんをまねしたら、たぶん、・・・・・(^◇^;)

 

何億もかけた温室トマトの会社だって破綻した例があります・・

 

おおきな金の流れを作って、儲けたいなら、トマトだけでは無理だし

土地の問題もある、上矢作で農業なんかしてないで

東南アジアでも進出しないといけなくなる

 

いったい、何やってるの、自分は何者、何がしたいの・・・・?

そこを見失うと、どうにもならない

 

我が家の稲刈り
我が家の稲刈り

僕も20アールほどの稲作をやってます

親父に任せきりで、苗は農協の育苗センター

田植えは営農組合の田植機

稲刈りは、営農組合の大型コンバイン

精米は農協のライスセンター

米を、ライスセンターに出したら

自家用の分だけもらってきて、後は拠出

ライスセンターは、一括して精米だから、自分の栽培した米は

全体に入ってしまうから、分けられない、だから僕も

普通の東美濃コシヒカリを食べています

 

うちも昔は、数ヘクタールの米農家でした

僕が5歳くらいまでは、精米した米が家の土間に積み上げられていた記憶があります

田植えも当時は手植えで、大勢の人を頼んで、植えていましたし

苗も自分のところで作っていました

 

いつの間にか、米は、兼業になり、機械化されて行き

ついには、自家用+アルファの生産で、トラクター以外は廃止してしまい

そのトラクターすら、今のが壊れたら、廃止しようかという所まで

いってます・・・・何故?

だいたい、兼業農家は、機械代をサラリーや年寄りの年金から拠出していて

米の金で、償却出来ていない・・・・

上矢作でも、年寄りが止めたら、収入も減ってるのに、わざわざ金を田んぼに

つぎ込む人は減ってます、だから小型の農機具の販売量は減っている

それで、助成金をもらって、大型機械を持ってる、営農組合に委託する人が増えている

作業委託しても、米が安いから、作業代金が持ち出しになる

だから、組合に貸し出す、田んぼ貸しても、田んぼを維持するだけで収入にはならない

米は自分の食べる分は買った方がコストがかからない?

この田舎ですらそうなってしまうのが現実

 

僕も

トラクターを持っていて、ついでに

田植機を自分で持って、自分で田植えをすれば、かろうじてマイナスにならないから

田植えくらいはやるべきだと言われた、ただし・・・・機械は全部中古

離農する人から。安く買った機械で、長く使うべし・・・・

ついでに、米は、農協のライスセンターで無く、民田さんみたいに個人の人に

頼むともっと、いいよって言われた

 

どうしようかな?、耕地はあります、ほとんど、繁殖牛の中根さんの牧草地になってますけど

トマトの経営を考えると、米は趣味だから、あまり収入になりませんが

趣味として考えれば良いですけね、まあ、機械化産業だから、安く、中古の機械を買って

子供が巣立ったら、50アール位はやれるかな・・・・手を掛けない、慣行農法で

趣味程度に、ざっくりとやるのならいいかな?

 

経営の柱、トマトはどうするのか?

民田さんは、直売に手間を掛けるなら、栽培技術を上げろ

とも言いました、もっと儲かるトマト農家を見に行け!とも

 

やってますよ、時間の許す限り・・・・

たまにはこうして、ケチョンケチョンに叱られるのも、刺激になって良い

そうしてまた、自分の考えに、慣行や習慣になってる作業や方法を

見直す・・・・視察に行っては、自分を見直す・・・・

人の振り見て我が振り直せ・・・・成功者ばかりで無く

失敗の現場でも、勉強になります

要は、僕の、とらえ方次第ですから・・・・

 

僕自身は、規模拡大では無い方向で、経営を考えて居ます

海外に展開するわけにはいかないので、この上矢作でトマトで

食べて行けるだけの、収入を得られる設計をして、事業展開していきます

それで出来るかどうかは・・・・相場にも左右されるから

だから、相場に左右されない方法を模索してます

 

常に考えて、改良していきます、自分の考えが停滞しないように

自分で自分に刺激をあたえる事をしないといけないので

視察見学にいったりして、他の農家との交流は続けますよ~

 

それにブログを書きながら、自分の考えをまとめたりしてます

ブログも、誰に向けて書いてるわけで無く

自分自身の頭の整理のために書いてますけど

農業の現場を知りたい人の役に立てば光栄です~

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コメント: 1
  • #1

    muhtar120@live.jp (日曜日, 18 9月 2016 20:35)

    subarasii desune. roma ji de kakimasita.zenbu yomasete itadaite arigatou gozaimasu.