オフシーズンの日記、その5

現在の育苗ハウス
現在の育苗ハウス

ブログの更新もひさしぶりです、お待たせしました

いえいえ、誰も待っていない?

うーん、そう

かもしれません

 

フェイスブックの投稿の方が簡単なので、ちょっとそちらに

傾いておりました、すいません~

 

とりあえず、育苗ハウス、外側は完成しました

 

あとは内装ですね

 

播種の予定は3月15日頃、今年はちょっと寒いので

そう早くしても、後の生育が遅い可能性もありますから

そのくらいに予定しています

 

もう、ぎりぎり

 

他に子供の卒業式など、いろいろ、ありますからね~

 

2月が天候が良くなくて、思いの外、仕事がはかどらなかったので

ちょっと焦っていますが、もともと、最初の3年も、ばたばたで

常に、追われていましたから、これが普通です

 

何とかなるさ~、精一杯、がんばります~

 

屋根ポリは、業者に張ってもらいます

 

天頂のビニペット、ポリを固定する金具は屋根の上を歩かなくてはなりません

慣れない僕が登って、落ちたり、踏み抜いたら、意味が無いので

プロにお任せです。両側のハシゴや、手が届くところは

もちろん自分で張りますけど、餅は餅屋ですね

任すところは任しますよ

 

使用するポリは長期使用のダイヤスター、0.15ミリです

約8年くらい、張りっぱなしの予定です

 

植物の生命線 それは水・・・・

 

育苗ハウスのためだけに、昨年、井戸を掘りました

 

家の井戸は容量が少なくて、育苗ハウスまで、持って来れなかったので

新たに井戸を掘り、ポンプを買って、蛇口とセットで設置しました

 

今回は、一カ所のみ・・・・

 

一応将来の計画に合わせ、何本か分岐をあらかじめ仕込んで置くことも

忘れません、後から配管を増設するのは、面倒だから、最初から

想定して、分岐の栓を仕込んであります

 

ここ、木の実は、水道はありません、一応、本年度から

公共事業で、簡易水道の工事が始まりますけど

農業には関係ありません

 

地下水、山沸水、川の水ですね

 

圃場は、川の水でも良いですけど

育苗は、やっぱり、清潔な井戸水が良いですね

 

ハナイチトマトは、育苗も、圃場も全量、井戸水で栽培します

 

 

ハウス築造の合間に

床土の消毒をしました

 

床土とは、トマトの苗を、ポットで育苗するための

ポット土です、これは、畑の黒土を消毒して用います

 

買っても良いのですが、何しろ5千本で。約4立米必要ですから

お金も10万超えます・・・・

 

この消毒装置、岐阜クリーン農業の事業で、県の助成金で買った物です

なので、自分たちは、安い使用料金と、灯油代くらいで借りられます

しかも、農協職員が一人付いてくる・・・・・

 

ありがたいですね

 

組合で金を出して買ったら、使用量はもっと高額になります

このように、農協と組んで、農家は恵まれた、助成金の恩恵を受けているのも事実です

 

何故、岐阜クリーンで土壌消毒機かというと

この機械、高温の蒸気で土壌を殺菌します

これ以前は、個人で、消毒液による殺菌と雑草の種子殺しを行っていたそうです

強力な農薬の殺菌剤よりも、高温の蒸気の方が、遙かにクリーンだと言うことですね

 

僕も、殺菌よりも、雑草の種子殺しの方が、優先ですが

この消毒をやらないと、ポットから、草が生えてきて仕方がないので

必ず、この蒸気消毒を行います

 

とりあえず、土を買うよりは、遙かに安く、安全に、床土が作れます

 

僕は就農時の3年間、山土と培養土の原料、完熟堆肥を混ぜて、床土にしていました

完熟堆肥は、牛糞由来のを買っていました、山土は、採石場のはぎ取った山の表土を

買っていました。 これを混ぜて、培養土にしていましたが

 

技術の所にも書きましたが、最初は分析しても何も出ないのです

しかし、その培養土、外に1年、放置しておいたら、化けました

完熟堆肥が、腐熟を始めていたのです

それを知らずに、新しいのと混ぜて使用していたら

脱窒を起こして、苗が、痩せて、傷んでしまいました

それだけでは無かったのですけど

とにかく、培養土作成は

結果として、不安定だから、止めました

たぶん、作ってすぐなら、それほど影響無かったと思いますが

時間と温度の変化で、状況が変わる、若い有機物の使用は

不安定なだけでした

 

僕の堆肥に関わる失敗の第1号です、

この後第2、第3の堆肥の悪夢がおそってきました

その顛末は技術のページに簡単に書いていますので、そちらをどうぞ

 

まあ、床土に関しては、畑土を、消毒して使い出してから

安定してきました、まあ、畑の土ですから、それが一番安全ですね

 

 

 

 

 

 

先日、商工会、商工連合会の支援で、助成金をもらって

プロのコンサルタントと面談しました

これは平成25年度の新事業です

 

平成24年は、同じ事業で、商標登録と、ホームページの開設をしました

今年は、個人の販売戦略のあり方について、さらに、発展させる予定です

 

産地は産地、トマト協議会の役員と、農協が販売戦略を立てています

 

今後の花村トマト農園、ハナイチトマトのあり方について、相談しました

 

ひさしぶりに、商品の考え方のレクチャーを受け

いろいろ考えるきっかけになりました

 

いくつか試行錯誤してみて、秋にまた、結果を踏まえて、再度、相談する予定です

 

これも税金を使った事業です、どうもありがとうございました

 

 

打ち合わせの様子
打ち合わせの様子

協議会、組合の販売戦略は、農協と役員農家で立てます

役員会議に出たこと無いけど、例年の動きを見ていると

たぶん、農協にお任せで、別段、新しい動きは無さそうです

僕のような、後発転職組は、役員にはなれませんので

まったく分かりません

 

個々の農家は黙って良いトマトを作り、農協に供出してれば良いのです

良いトマトも、農協と普及所の作った、マニュアルに従って

農協指定の肥料を使用して、みんなと同じように栽培していれば良いのです

個人で、売ることなど考えないで、農家は作る事に専念し

相場の上下に一喜一憂してれば良いのです・・・・・

 

それで、充分に食べていけるなら、それで良いいんです

お客様の顔が見えなくったって、お金が入ってくれば良いんです

農薬も決められただけ、しっかり使っとけば良いんです

 

・・・・・・・・(-_-)

 

それで、農家やってて楽しいですか?

それで、食べていけなくなったから、担い手がいなくなったんでは無いですか

そういうことです、この地に、農家をやる若手がいなくなったのは

食べていけないからです

おもしろく無いからです

 

僕は、面白くしたい・・・・、お客様の顔が見たい

自分の顔を出しても、恥じないトマトを食べてもらいたい

もっと、お値打ちに、安心して、沢山食べてもらいたい

自分を名指しで指名して買ってもらいたい

 

それが、あるから、より美味しく、より安全に

そして、よりお値打ちに、そうしようと努力する

 

そんで自分もちょっと余分に儲けたい、そう、思い、願うから

栽培技術を研究して、農薬を減らし、販売方法も考える

 

違いますか? 

 

農業は自営業、僕は、自分の経営は自分で考えて、自分の決めた方向で努力します

 

もちろん、そうしながらも、農協に共同出荷します

共同出荷しながらも、その基準に甘んじること無く

さらに良いトマトを栽培する努力をします

時代は変わっていきます、僕の販売方法も、時間と共に

研究しているので、徐々に変化していくと思います

 

よろしくおねがいします