まだまだ、台風来ますね・・・・

コナジラミ・・卵、幼虫、成虫
コナジラミ・・卵、幼虫、成虫

今年は、10月になっても、蒸し暑い・・・・

なので、いつもなら、いない虫が、まだまだ出ます・・

 

 

粘着テープ・・べったりのコナジラミ
粘着テープ・・べったりのコナジラミ

補虫テープも増強しましたが

一晩で、べったり着きます・・・・

一定以上増えると、大発生します・・補虫テープは、あくまで

この大発生を、引き起こす間隔を、伸ばす位の効果しかありません・・・

忌避剤も・・同じような物で・・

一度、増え出すと・・もう、負けてしまいます・・・・

なので、定期的に密度を下げるために、現状では、殺虫剤に頼るほかありません

カウント無しで、殺虫する効果のある殺虫剤の種類は少ないですし

コナジラミを葉にひっつけて駆除する、海苔タイプや、油剤のカウント無しの薬剤は

葉が汚れますし・・効果は低い・・・

ネオニコチノイドは自分で使用を封じているし・・・

他にも青虫なども、まだ残っていて・・・

普通に、普通の殺虫剤を使用しました・・・

現状、他の工夫は無いか、探していますが・・・

今の所・・無策ですね

 

 

現在のハウスの様子
現在のハウスの様子

下葉は、一定に欠いてしまいます

空気も入るし、良く乾いて、病気も少ないです

ハウス内の温度も、地面に日が当たるので、高くなります

土も暖まるし、乾くので、積極的に灌水できます・・・・

労力のコストはかかりますが

それ以上の効果はあると、思います・・・

ただ、この産地では、上矢作の場合

僕だけです・・・みな、わさわさと、葉を残したまま・・・

僕の、葉欠きを、無駄な仕事だと、思ってるようです

誰も真似しない・・・でもこれは、自己満足と言われようとも

この時期でも、玉伸びさせ、味も落とさないためにやってるので

まあ、どうなんでしょうかね?

 

 

あと・・2~3段のトマト
あと・・2~3段のトマト

玉は残ってます・・

あと、2,3段ですね

寒くなったし、ハウスを密閉したいけど

また、密閉するために、葉欠きをしてるんですが

今年はまだ台風が来るので、密閉すると、飛ばされる可能性があるので

できません・・・

なので、熟さなくなってきました・・・

 

レイカは、温度差に弱いことは昨年のハウス密閉で分かった事です

朝、3℃、5℃から日中、30℃以上になると

軟化玉が増えます・・・

この辺りは、桃太郎の方が強いですね・・

 

密閉しても、日中は解放して、温度が30℃以下になるように

しないと・・・でも、熟しが悪いので、追加処置として

今年はエスレルもやって見ようかと・・・

 

 

農業試験所にて・・・説明中の技官、K氏
農業試験所にて・・・説明中の技官、K氏

中山間農業試験所で、エスレル使用の説明を受けて来ましたが

エスレル(早熟剤・・エチレンガス発生剤)は

食味が落ちる可能性もあり、積極的には使用されていません

うまく使用できれば、それほど問題ないようですが・・

使って、30℃に当てると、即軟化してしまうとか・・・

濃度の問題もありますが・・・

今年は密閉が台風の後、11月しか出来そうに無いんで・・少し、試します・・・

 

 

 

話の続きですが、中山間農業試験所の試験栽培のトマトも

農薬は普通に使用されています

いろんな、各種栽培形態や品種の試験していますが・・

減農薬とか、食味を良くするとかの研究はしていません

 

技官に、畜産糞尿堆肥から来る、作物の病気の事

問いましたけど・・公式には、あっさり否定です

飛騨牛産地ですし、畜産振興と堆肥センターによる、糞尿の処理の問題

なので、畜産糞尿堆肥を否定するような事は言いませんよね

 

農薬を売って商売してる、農協や企業の問題もあり

えひめAIの様な資材を試験したり、薦める事もありません

 

そんなもんですよ・・・・

 

市場に出荷する限り、減農薬に取り組む、リスクはあってもメリットは少ないです・・

減農薬、食味の向上、そういう目標はありません・・

それは、先輩農家を見てればわかります

僕がエスレル使用をなるべく避けるのは、適当に使用すると、食味の悪い物も

出荷する可能性が出てきます・・が、先輩農家は

相場の高い、10月のうちになるべく早く出した方が良い・・

という考えを持っています・・市場出荷農家なら、当然です

そのために、エスレルを積極的に使用します・・・当然ですね

 

でも、名前を出して売るとなると・・・

減農薬の取り組みも、商品の一部になります

エスレルを使用して、食味が落ちたと言われるのは、困ります

慎重な使用とタイミングを見極める、技術が求められます・・・

 

食味の向上、減農薬、それと、収量増・・全部やらないといけません

これは、個人的に、やるしか無いですし・・

技術は、個人財産ですからね・・・・

がんばります・・