最新技術、岐阜県、独立袋栽培、について思うこと・・

我が家の9アールの稲も色づいて来ました・・

今年の出来は・・

まあ、良く無さそうです・・

穂がスカスカしてます

これは自家用なので、米価は気にしてませんけど

自家用にも、これだけでは足りないかな・・

 

今年は、友人のコメを買ってしのぎますけど

来年から、水田は増やします・・

自家用プラスアルファーで、一応残った分は拠出か

知り合いに、安価に売ります・・

安価と言っても、拠出価格よりは高くですね

 

これほどの米価の値下がりでは、別に営業用では無いにしても

拠出する気にはなれませんよねえ・・・・

 

恵那市岩邑町から見た御岳山の様子
恵那市岩邑町から見た御岳山の様子

大惨事になりました・・・

亡くなられた方のご冥福をお祈りします・・

 

恵那市からは御岳山は遠望できますけど

火山灰も来ないし、音も聞こえないので

地元の感心は薄いです・・

 

まさかこれほどの大惨事になるとは・・

 

手軽に登れる3000m級の山です

観光地ですからね・・

 

まさかです・・まさか・・

 

まさか・・原発近くの火山が巨大噴火したら?

怖いですね・・

 

 

友達の石川農園で試験されてる、袋、溶液栽培です

5リットルの培養土が入った容器に

溶液を点滴で流しながら栽培する方法です

点滴された溶液は回収せず

染み出て終わりです

 

制限された培養土による、疑似、溶液土耕ですかね

 

これの目的は、トマト農家の育苗ハウス

育苗様に専用に用意されたハウスは地面にシートを敷いて

育苗が終わると、単なる物置位にしか使われて無いんですけど

そこで、溶液栽培が出来ると言うのも売りです

 

それには、誠和の樽栽培もあるんですが、それは水耕ですし

このように縦の配列では無く、樽一つに5本とか

また違うのですね

 

まあ、あとメリットは

土壌病害に悩まされないで済む・・

土作りの煩わしさから解放される・・

 

デメリットは・・

溶液栽培ですから、まあ水耕と変わらない

やったこと無いので、ハッキリ言えませんけど

培養土は買わなければならない

肥料も、限定される

水耕よりは良いけど、土耕レベルの土の力が利用できない(当然か?)

 

初期投資は・・それなりにかかるですね

 

 

こういうのは、初心者が始めるのに、土に悩まされないで済みますし

青枯れなども発生しにくいですから

最初からそんな選択もありですかね?

 

ただ、こういう栽培方法でも、水耕栽培でも

マニュアルは出来てますけど、初心者の場合

マニュアル通りに作業しても、そのようにはなりません

気候やその他の条件が常に変化しますから

ある程度の生産性を上げるためには

やはり、栽培技術が要ります・・

 

あくまで、土については、省けるというだけです

 

栽培も突き詰めると、土による力が大きいのですけど

そういう事は・・考え無い! となるのかな?

 

初期投資と栽培可能年数を考える場合・・

土作りは大変だから、例えば 55歳位で早期退職して

就農する場合・・

退職金などを投じて、こういうシステムを導入するほうが

システマチックで良いように思われますけど

実際、資金回収できるような栽培が出来る様になる頃には

60代半ばという事もありますからね・・

あくまでシステムはシステムでも、栽培の良否は別です

 

もし、早期退職者で、こういうのを指向してるなら

よーく、先例者を視察に行って、話を聞いた方が良いです

企業はメリットしか言いませんから・・

 

新規はどうか?

若くて始めるなら

最初から土壌に問題があるならですが

そうでなければ、普通に土耕で始めた方が

初期投資も含め安全では無いでしょうかね

土には緩衝能力があります、腕が無くても

土が助けてくれることもありますからね

しかし

初心者ほど、土作りに捕らわれて、いろんな物を

投入しがちで・・せっかくの土の生命力を逆に

痛めてしまうこともあります(僕も経験者・・・・)

 

土は奥が深いですね、それだけに難しいですが

若い人なら、そこを勉強して欲しいですね

 

 

このシステムは官民共同で

農業試験所で開発研究されてます

つまり

農業試験所では、土の研究はしてません

普及員でも土作りについては、一般論しか言いません

それは

地域ごと、農家事、ハウス事に同じようには、ならないからです・・

土は条件が同じにならないので、標準技術というのは無いんです・・

分析で出てくるのは、ほんの一部の数値に過ぎません

その数値を見ながら、ただの数値あわせをしてるだけです

それだって大事な事なんですが、それだけでは無いんです

それには、経験と、知識が必要です・・両方を自らマッチングさせる

努力が要ります・・

つまり、個人の土壌については、その持ち主が専門家になるしかないのです

普及員は何百例も見てますけど

責任を伴うから、個別には、なかなか、言及しません

土については自己責任でお願いします~??

それが現実ですよ

 

 

 

現実に農業界では

青枯れなどの問題に悩まされてますけど

土壌消毒などの対処療法が普通で

青枯れの出にくい土と言った研究は

民間肥料会社や個人レベルでしか行われてないようです

それでも、いろんな書籍を調べると

ある程度の方法は見えて来ます

それに、土壌の力を最大限利用する栽培方法もあります

それによって、今年の様な曇天でも

あまり悪い状態にならない方法もあります・・

僕は、就農時から良い先生に巡り会い

かなり勉強させて頂きました

おかげ様で

土耕栽培にさらなる可能性を見いだしています。

 

話変わりますけど

最近、この産地でも

新規に若い人が、何名か就農します・・

 

僕個人としては、無事に軌道に乗って欲しいですけど

いろんな障壁が待ち構えているので

どうやったら乗り越えられるか?

そんな、支援が出来たら良いと思ってます

 

僕が就農したとき、30年以上やってる農家に相談しても

施設に金をかけるなとか

たかがトマトに(たかが?)そんな機材はいらん!

とか、言われました・・

それに、当時導入した標準的な、道具やハウス構造も

後から、気に要らなくて、交換や改造を余儀なくされました

 

性格ですよ・・

常に最善を求め改良する性格の人と

まあ、こんなもんでええわ・・という性格の人が

同じわけは無いんです・・

 

僕は常に改良してます・・最善の方法を模索してます

人のシステムでも問題点があると、気になりますね

 

まあこんなもんだという線引きが低いか高いかなんですけどね

 

僕は比較的高いのか、農協の初期マニュアルを

全部書き換えてしまいたい位です

実際、個人的マニュアルは作ってます

 

一番いいのは、就農者に親身になって

我が事のように、一緒に考えてあげる事です

既存の仕組みや自分の考えを押しつけるのでは無くて

就農者当人の希望を聴きながら、最善の方法を提案する

そんな姿勢で、関わるのが良いと思います

 

それが出来ないなら、先輩農家として指導なんか

やらない方が良いです

 

僕はそのつもりですよ・・

 

誰も、相談に来ないけど(笑)

 

まあ、やっと軌道に乗り始めた所です・・

まだ信頼がありませんねえ(笑)

 

失敗談だけは、いっぱいありますよ~

これからです、これから儲けたいんです

 

トマトで儲けるには、たぶんこうした方が良いんじゃ無い?

そんな経験談を話せるようになりたいですね~

 

若い就農者と一緒に、トマトやって良かったね~

そんな風に一緒に笑えるようにしたいです・・・・

希望です、目標です、頑張ります。