順調?トラブル? なんとか、大丈夫ですわ・・

ああ! 頭が無い!!!
ああ! 頭が無い!!!

順調そうに見えた育苗に、思わぬ落とし穴が・・・

最初、10本、30本と発芽後に

頭が落ちるんです・・殻が落ちてるのに頭の双葉が無いんです

理由が判らず、あちこち聞いて調べてるうちに・・なんと一晩で

700本程度無くなって、やっと、ネズミだ!! と

判る始末・・最初は足跡も痕跡も無かったけど、だんだん慣れてきて

掘った後が残っていたので、やっと気が付きました・・


発芽機回りは、殺虫剤を撒いて警戒してましたが

高設架台の回りは、いままで被害も無く、想定外でした

そう、災害は想定外から起きますね(笑) 笑えんけど・・・


殻は残ってるし、葉っぱは食べない・・

巧妙に中の実だけ食べていますね・・

なので気が付きませんでした・・茄子など

全滅に近いです


買い込みました
買い込みました

即日、殺鼠剤、木酢、忌避剤を買い占めて、並べました

ハウスの中は、木酢の臭いで充満してます


並べまくり・・
並べまくり・・

あちこちに罠も掛け、粘着シートを敷いて、様子を見ることにしました・・

まだ発芽前のセルがあるので、恐いですからね


それに、即日、種子はまき直し、しましたからね・・

ある程度ストック持っていないと、対処出来ませんね、これも学びました


さあ、恐い夜を迎えます・・


また食われた・・
また食われた・・

夜、見回りに行って、高設に出したばかりのセルを見ると・・


あちゃー!!食われてる・・・

これだけ、ハウス内が木酢の臭いで充満していても

一度覚えてしまったネズミは、大胆です・・

まっすぐにエサに向かって来ます・・途中の煮干しや

毒エサなど、見向きもしませんね・・・なんという事でしょう・・

すごい能力ですね・・・


そのとき、何か、動くのが見えました・・あれ?今のは!!


お前か~
お前か~

ひっついてましたね・・トラップに乗りました・・

見回るまでは、食べてたんですね・・よかった~見回って・・・

もし見回らなければ、食害がさらに広がったかもしれません

恐るべし・・ネズミ・・  その後も何度か回ったけど、

それきりの様で、被害が止まりました・・・


今後はネズミに見つけられて、覚えられないように、常に木酢と忌避剤、毒エサなどで

ハウス内防御しようと思います、

たぶん、臭いで見つけられるし、それで覚えられたら

防ぐのは容易ではなさそうです・・・・・

今まで3年間、こんな事無かったし、

発芽機回りは、気をつけていたのですが・・

いやあ・・・・・学びましたよ・・・



床土の様子・・重そうだわ・・
床土の様子・・重そうだわ・・

床土、出来てます・・・

蒸気所毒済みの土に

菌体資材と菌のエサ、すみか(ゼオライト、炭)、を投入して

混ぜて寝かしてます・・白い菌糸が伸びてますが・・

重そうですね・・かといって、ここから生モミガラや畜産糞尿系堆肥を混ぜると

ろくな事は無いんで、ピートモスを混ぜます

ピートモスがちょっと入るだけで、土は柔らかくなりますし

堆肥の様に、肥料成分が不用意に出て来たりしませんからね

一番良い資材です・・

植物性堆肥の良く腐熟したやつがあれば良いんですが

それは、まだ用意出来てないので、

そう言う場合、ピートが安価だし、一番良いですね


ちょっと工作
ちょっと工作

ちまたのアルミ器具で良いのがありますが

買うと高価だし、アルミの溶接は素人では出来ないので

ええ・・鉄で作ります・・・

以前から欲しかった、番線繰り出し機・・

雪害の経験から、ハウスの上からの力の抵抗力を強化しようと思って

12番メッキ線を梁の間に張る作業をするため

楽に繰り出す装置が欲しかったのです・・

ちゃんと、市販のローラー取り付けて疑似ベアリングにしてますから

カラカラと軽く回ります・・・


もう一つ、マルチの繰り出し機・・縦型が欲しかったのです

縦の方が引っかからず、都合の良い事が多いので、

立てに繰り出すように、まあ、番線繰り出し機と同じ構造ですね


自分の欲しい道具は、できる限り自分で作るか買うか

改造するか? まあ、道具は大事ですよ・・

良い道具は、作業効率を高めてくれますからね

いろいろ、カタログ見ながら、買える物は買うし

作れそうな物は作ります・・

ちまたのアルミ器具は軽くて良いですが

値段が高いですからね・・買えそうに無い場合

なるべく鉄で同じような物作りますよ


育苗第2ハウス
育苗第2ハウス

空いた土地に建てた、第二育苗ハウスです

これは、鉢苗を栽培するためだけのハウスです

年間2ヶ月しか使いませんが

これのおかげで、本舗を育苗ハウスにして

さらに、定植しながら育苗ハウス片付けて本舗に戻すという

忙しさから、ちょっと解放されます・・・

別に無くても困らないハウスですが、あると、作業がスムースに進みます

ハウス自体は稼ぎませんが、僕の作業量を減らす上で償却可能だと

判断しました・・・


育苗第2ハウス
育苗第2ハウス

見に来た普及員に、育苗だけに、こんな強化ハウス、

もったい無いと言われました・・・

ずか間口4.8mで長さ27mのハウスなのに

主骨は5.4m間口の主骨を使用してます

屋根はダイヤスター奢ってますし、背骨は建築の48管です


普通の感覚なら、背骨も22mm だけで、ポリは本舗のお古で

マイカー線で抑えるだけでしょうね・・それだと初期投資半分です

夏はポリ剥がして骨だけにしとけば良いんです


半分と言ってもせいぜい15万しか違いません、それに

毎年、剥がしたり、はったりの作業が付いて来ます

ここに増やす意味が半減します

しかも、ここは見通し良く開けていて、突風が吹きます・・

だから、強化ハウスにして、張りっぱなしなら

僕の手間は減ります・・・


さらに発展ざせれば、夏場にポットやプランター並べて

なにか栽培することも可能ですからね・・

そういう発展性も考えて、初期投資を余分に掛けました


目先の金より、投資した分以上に回収出来るかどうか?

農家は償却費が無いと、わずかな所得でも税金がかかります

償却費を利用するためにも、投資分が償却費よりも稼ぎ出す金額が

多くないといけませんけど、農業施設の稼ぎ出す金額は

そう大きく無いんですね・・そこが問題ですわ


でも、常に、施設を作って発展させないと

償却費が終わって、所得の割に高い税金を納めなければ

ならないですからね・・それも、経営の考え方ですけど

規模拡大の過剰設備は無駄ですが・・なにか

考えて行かないと、税金も多くなりますから、

行けませんね・・・


毎年、毎年、知恵を絞っていくしか無いですねえ~

頑張ります~