八月も終わりか・・・

良い造形やね・・
良い造形やね・・

良い造形のトマト出て来ました・・

どうですか~??

でも、格外品ですね


まあまあ、大きい?
まあまあ、大きい?

でっかいトマト

4Lサイズですね・・

大きい玉ほど、亀裂も入ったりして

品質は落ちますね

これも、C品にもならず・・格外です


裂果だもんね・・規格外ですわ・・・・
裂果だもんね・・規格外ですわ・・・・

ヘタ回りが割れてます・・格外

しかし、そんな巨大な玉、需要も無くて、値段も安いです

出来れば、Mサイズ、Lサイズくらいが良いですね


自作のトマトペースト・・
自作のトマトペースト・・

今年は、加工用に熟してしまったトマトの需要が無いですね

いつもジャムに加工してくれる、加工グループからも

引き合いが無いんで

自分で、ピューレにして、冷凍してます

種も濾すと良いんですが、別に売るわけじゃ無いし

そのまま、食べます

主に、自家用のカレー、シチュウー、パスタソースに使います


最近の様子
最近の様子

8月はどうだったか?

うーん・・案外曇りも多くて、パットしない気候でしたね

気温は高くて、湿度も高く

まあ、低温よりは、良いですね

それでも、盆明けより、ひさしぶりに、葉カビが出て来ました

いつもは褐色輪紋が発生しますけど

もちろん、褐色輪紋も痕跡はあるんですが

今年は葉カビですね


ぱっと見、病気は無いんだけど・・
ぱっと見、病気は無いんだけど・・

葉が厚く、尖っています・・

そのせいか、葉カビが簡単に抜けられないようで

ぱっと見、表には無いんですけど

葉裏に入ってますね


葉を暑く、小さく尖った状態に持って行く方法は?

まあ、使う資材によりますね、葉面散布で

もって行く事が出来ますよ

 

それにしても、昨年も今年も、7月20日頃から8月20日頃まで

相場は、低調ですね・・安すぎます

例年、盆明けから上昇し、8月終わりは一時的に、結構高くなるはずが

今年は、月末になっても低調なままです・・

今年も昨年も、曇天が多く、トマトの生育もイマイチなのに

相場は低調なまま

関東、関西はまあまあ、上がってますが、中京は安いまま・・

それなのに、中津選果場からは、何も聞こえてこない

僕ら末端農家は、販売などに意見を言うチャンネルが無いので

安いなあ・・・とため息を漏らすだけです

産地一帯となって、安値克服の方法を議論するとか

毎年やっていれば、なにか方法が見つかると思いますけど

今の、産地内は、そんな空気も無く・・

新規の農家も増えているのに、そういう議論に消極的なんですよね


で、個人的にはどうするか?

そりゃ、自分で納得の行く価格で売るしかないでしょ?

自分の生産全量、産地協選に乗せず、少しずつ、

自分で売る対策を取るしかありませんよね・・

農家が販売に意見を言う、知恵を出す、農協と一体となって考える

そういう仕組みを作って、対策を打って行くべきだと、末端で言い続けてますけど

別に何も変わらないので、自分が変わるしか無いんですよね

なので、トマト農家として、生きて行くために

自分で売っていく路線を選択しないとなりません

生きてくために農家が集まって産地を形成したのが始まりなのに

今は、その産地の存在が現状を変えない元になってませんかね?

おかしな話だけど、取りあえず、生活かかってますから

自分が生きられる方法を模索し、選択するしかありません・・・・


葉裏には、葉カビが入ってます・・
葉裏には、葉カビが入ってます・・

葉裏には、葉カビが入っており

油断すると、広がって来ますね


病気とのせめぎ合いですね・・
病気とのせめぎ合いですね・・

まあ、玉が伸び切るまで、光合成出来れば良いんで

それまで、持ちこたえられれば、大丈夫です

なので、殺菌剤による、消毒を始めました

 

この間の研修会で、研修生に病気はなんで出て来る?

と聞いたら、菌がいるから?と言われました

そりゃそうでしょね~

僕は、あのね、病気って中から来るんだよ?って言ったら

はあ? でしたね(笑)

 

葉カビが出てる圃場と、花落ちや、葉先枯れ、玉伸びの関係など、一致します

窒素が効き過ぎて、花落ちしやすく

カリが効きにくくて、葉先が枯れ

同じく、カリが効かなくて、玉伸びしにくい・・

割と一致しますね

 

友人の石川農園では、葉カビは出ません、玉も良く伸び、カリも効いています

石川農園では自作のモミガラ堆肥を作ります

モミガラと、わずかな鶏糞と菌体資材で1年寝かして作るので

モミガラは炭素率が高くて、これは、1年で分解はしませんね

それを毎年畑に投入してるので、畑の炭素率も高いと思います

もちろん、土も軽いですね  

モミガラはケイ素も多く含んでいますからね、分解すれば土です

なので、堆肥自体に窒素を出す未分解有機物もほとんど無く

モミガラが土中で分解時に窒素を持って行くので、おそらく

葉カビ、褐色輪紋などの病気が出ないんだと思いますね・・

 

葉カビは、カリが効きにくい状態になると出やすい気がします

土壌中の過剰窒素、それも、有機物の分解物からの

アンモニアの様な物質の気がします


うちでも、葉カビが出やすく、玉が伸びにくく、葉先枯れが多いハウスは

昔、鶏糞モミガラ堆肥を多投した順番に一致します

6年たっても、雨にさらさない、うちのハウスの場合

ゼオライト・炭などの微生物の住処を、多投してるので

そのなかで、形を変えながら、気温と供に、土壌の中で

溶けたり、微生物に捕らわれたり等、反芻しながら、

徐々にトマトに消費されて行って、減っているのかもしれません・・・

だから、わずかだけど、高温の時に出て来るのかもしれません

アンモニアとも言い切れず、よく分からないんですけど

なにか、ゴースト窒素状態の物質としか言えません・・・・


それと、今年、ゴーストが減って、気が付いたのですが 

固形の置き肥も、数値以上に、炭水化物の塊だから

同じように、分解して、なにかと反芻してる可能性がありますね


やっぱり、冬場に、貯め水して、溶け出した成分は

地下に流した方が、良いかもしれませんね

それと、追肥は液肥で、土壌に蓄積されない工夫が要りそうです 


もちろん、殺菌剤の使用と、同時に

カリの施肥を増やし、葉面散布でもカリの量を増やし

クエン酸などの酸性水の灌水など、いろいろ行って

バランスを取って、様子を見てます

しかし、曇天、高温、高湿度の環境下では

葉カビは強いです・・殺菌剤使用しても、止まってるだけで、なかなか死にません

バランスとって、気温が下がり、空気も乾いて来る、九月後半まで

なんとか、切り抜けたいと思ってます~