2月、最初のお仕事?  新規就農者研修施設建設について その2

イチゴがいっぱい・・・・
イチゴがいっぱい・・・・

スマホファーストの世の中になってきました、なので、ブログの改行位置をスマホファーストにしてみます、パソコンだと読みにくいかもしれませんけど、当面試験してみますので、お願いいたします。

 

イチゴがたくさん、休憩時簡にイチゴのおやつとイチゴのお土産です・・

 

そう、今日は、イチゴの生産を始めた、石川トマト農園が先週の組合長の圃場と同じ様に、新規就農者の研修施設を新設するので、そのお手伝いですね、いつもの、上矢作トマト組合の結い作業です

 

組合長の所と違って、石川トマト農園は、国道沿いに、10アールほどの独立農場を新設します

 

電気の段階から引いて、水槽にポンプまで・・結構な投資額ですけど、まあ、9割を県が助成します・・そのかわり、当面の間、個人所有では無く

東美濃トマト協議会の新規就農者育成施設として、供用され、収益も、そっちにプールされる様です、その辺りの詳細は、まだ、よく判りません

 

午前中は暖かかったわ~
午前中は暖かかったわ~

石川農園は、番頭の森永君が、細かく設計し、昨年からいる、研修生と一緒に、事前準備がしっかりしてあり 高さや、通りをしっかり通せるように、印が付けてあり、合わせながら組むことができます  これにより、仕上がりは、しっかりしており、綺麗に組むことができました、こういうのは、最初の段取りですね・・・・

 

結構、簡易ハウスとしては、限界まで、揃ってますね・・
結構、簡易ハウスとしては、限界まで、揃ってますね・・

外からみると、簡易とは言え、産地のハウスって、みんな同じだと思うでしょう? 新規就農者からみても、どこのハウスも同じ設計だと、普通は思いますよね ここらは、多少自由度があるんですよ

 

通常の補助金は4割ほど出ますけど、その中で、選択できます 基本は、間口6.0mか、7.2mの主骨を用いますけど 通しの背骨の口径は、22mm から 48mm まで選択出来ます 過度に強固な物は、駄目ですけど、常識的な範囲なら、助成金でも通ります 金具も、簡易なバンドでも、強固なクロスメタルでも、選択自由です

 

なので、個人の考えで、まったく違うようなハウスになるんですけど なんで、補助金有るのに、そんなに自由なのか? まあ、過度に強固な物は助成カットされますけど 強風の吹く場所などの理由があれば、強化する事は自由ですね 

 

それ以上に、灌水装置も、バラバラです・・昔は矢野管だけでしたけど、今は点滴でも、散水チューブでも出ます 組合長は、矢野管の予定ですし 石川さんは、チューブの予定です

 

もし、新規就農者が新規に立てる場合 基本の形はあるんですけど、自分でよく考えて選択する、自由はありますね・・ 逆に、迷うかもしれませんね・・ここはね  個人的にリサーチして、勉強しないとなりません

 

午後から曇り、寒くなって来ました・・
午後から曇り、寒くなって来ました・・

産地内なら、みんな同じだと、思われているかもしれませんね でも、土も違えば、標高も違うし、水質も違うんですよね

 

施肥だって違いますよ、選択できる肥料には幅があります 一応、標準のマニュアルはありますけど、技術が付けばもっと、細かく調整したくなるし、自分にあった肥料を使いたくなりますよ・・コストもありますしね どのくらいまで、肥料に金をかけるか? 自由はあります

 

土改材でも、土を大事にしないで、畜産糞尿だけを投入し 適当としか言えない、土作りを行っている人もいれば 土を、育てる発想で、微生物性、物理性を整える人まで その、資材の価格差は10倍以上開きますよ・・

 

土耕栽培ですよ、みんな同じ条件でやってるわけでは無いですからね まったく一緒って訳には、できませんよね・・なので、選択には、幅がありますね

 

そんな幅があるのに、一緒に出荷してるので 当然品質にも差がでますよね? だから、産地産のトマトは、どうしてもばらつきます

 

それぞれが個人営業ですから、そこの足並みを揃えるのは容易ではありませんよねえ・・・・

 

何時もの軽トラ集合ですね・・みんな軽トラです (笑)
何時もの軽トラ集合ですね・・みんな軽トラです (笑)

そんな訳で、研修施設は、個人が管理してるので 研修先の農家の指導なども 個人事に、ハウスの構造、灌水方法、施肥方法など違うので 一応のマニュアルは統一されていますけど どうしても、ばらつきます・・あとね・・考え方ですね、農業についての姿勢の違いもありますよ なので、研修先の師匠となる農家と、研修生の考えが合わない場合? まあ、研修は、言われた通りにやってれば何とかなります? 大丈夫ですよ (笑)

 


結局最後は、研修生自身の心構えで決まります 研修中は、組合に所属するので、研修先だけで無く 組合内の農家を定例会等で回りますし、旅行などにも一緒に行きますから 他の農家の話しも聞きながら、自分の営農について 自分自身で、良く練り上げて行くのですよ・・

 

研修農場なんて、ハッキリ言って、体験施設に過ぎません 本当に儲かる農業が習得できるなんて、ありえません 僕が、最近の研修生を見ていると、自営業ですから、当然性格が出ますので

 

万事が適当で、最後までしっかりやらない性格・・細かく考え、いろいろ質問し、勉強熱心な人 ゆるゆるで、働かず、自己管理ができない人

 

大体、1年見てると、こいつは出来るか?出来ないか?だいたい、見抜いています・・やれそうなら、しっかり励ますし、アドバイスするけど 駄目そうなら、あまり言いません・・ほっときます・・

 

僕だって、自分が生きて行くのに必死ですからね (笑)

 

研修生も、なんでも、教えてやれる訳でもないし聞いてもくれないし、理解してくれないこともあります 本当に、細かい管理技術など、身につけるには一定の理解も必要なので あえて、その段階になるまで、教えない事もあります・・

 

普及所や農協で受ける講習は、基礎的な物です そこから、個人で、実用的な技術を習得する意欲が無ければ 食べて行くレベルに到達するのは、容易ではないでしょう・・

 

まあ、当たり前の事ですけどね・・(笑)

 


新規就農者の受け入れにおいて、この産地には、決定的に欠けている事がまだあります

 

それは、就農先の農地と、住居の確保です つい10年前まで、I ターン就農の想定が無く 地元の早期退職者か、物好き(俺か?)の就農を想定していたので 土地の斡旋の能力が弱いんです・・

 

新規就農者が良い条件で、借りられる物件が、ほんとうに見つけにくい・・ 研修施設より、就農者受け入れのトマト団地みたいな、場所の確保がさきやろ?って、思うんですけどね・・ I ターン者には、地元のコネがないからね・・そういう事の想定が無い 資産の無い、I ターン者の生活は、必要な生活費も、地元出身者より要るのに そんな事は、誰も考えてるとは思えない・・

 

本気で、外から就農者を受け入れるなら、まとまったトマト団地を作るのが一番! まあ、そうは言っても、既存の農家もね、苦労してここまでやってるからなあ・・僕だって、助成金もあまり無い時代に、私財を投げ打って 研修も受けずに就農するという荒技をやってきたからねえ・・・

 

条件の良いトマト団地作るなら、俺が入りたい・・(笑) 

 

もっと、農協と、地域の営農組合と組んで、トマト栽培用の農地の確保にも 力を入れていくべきですよね

 

新規研修施設を作って、産地の農業を応援したい? それは判りますよ・・・・

 

まあ、何度も言ってるけど、既存のトマト農家が儲かってね、ベンツにでも乗っていたら、地元の農地持ちの兼業農家の子弟が始めるわ・・・

 

産地なのに既存のトマト農家が儲からないから、地元の人がやろうとしないんですよ? それなのに、補助金で、就農者の間口を広げてるのが実体でしょう?

 

一番の、産地振興は、地元の人がやりたくなるくらい 既存のトマト農家が充分な収益を上げる事でしょう!

 

結論は、そこに行き着きますよね?

 

頑張ります!!!

 


おまけ・・

昼休みにね、組合長とか、串原の前の組合長とか営農販売課の職員とか 一緒の席だったから、

 

僕は、恵那市で一本化するなら 正直、今、あまり、横のつながりも、付き合いも、まだ薄いから もっと、懇親会とか、農家同士が、交流出来て 忌憚なく、自由に意見交換できる場を作りたいって、話したんですよ  すぐに人の否定する人が多いのですけど、自由に意見を出し合い 相手の意見を聞く、ブレインストーミングの文化を取り入れたいんですよ・・ そう話したんだけど・・ 上矢作の組合長は、聞こえないふり? (笑)  串原の元組合長は、・・うーん・・って難しい顔 (笑)  営農販売課は、それは理想ですけどねえって・・(笑)

 

僕の言ってる事は正論ですよね? 正論だと、無視なのかな? つまり、元々みんな偏屈で、こだわりがあって、人の意見なんか聞かないのかもね?(笑)

 

今後の僕は、人の意見は聞きます、否定はしません、ただ、肯定するかどうかは別です、聞くと言う事です あなたの言う事は判るよ、でもねって・・話し合いをすれば良いんですよね

 

基本的に、正論の王道スタイルで進みます・・・・もちろん、根回しもします (笑)

 

目的は一つ、農業で、楽しく生きるためですよ

 

頑張ります~パート2