トマトの播種 始めました  29年シーズンが始まりました

 29年シーズンも播種作業始まりました・・毎年毎年同じ様な投稿してますので、今年も同じでしょ?
ですね~ そんなに代わり映えしませんよ・・でも投稿します。 (笑) 
今年の播種の予定は、トマト6000本の穗木と台木のセット、その他にナスの穗木、台木 
キュウリとピーマンなどの野菜苗1000本以上播種しますよ 

 

春先は苗屋もやってます、各種野菜苗を直売所で売ります、これも重要な収入ですからね
販売用苗の播種の計画は、この数年で、売れ行きを見ながら、調整して計画を作ってありますので、
おおよそ売り切る予定です

 

播種作業は、全て手作業ですね、こういうのに、掃除機を使った真空播種機とか作ってる人もいますけど
所詮、1万数千本ですよ、手で撒いても、たいして変わりません。 
泉農園で、韓国製の30万くらいの自動播種機も見たけど、セットも大変だし、結構タネ抜けするので
チェックが必要で、結局手蒔きに戻ったという・・まあ、段取りを磨いて、手早く出来る様に工夫はしています

 

いろいろ、小変更はしてますよ・・・培養土の湿らせ具合や、水の散布量など、毎年改良はしてますよ、
技術に磨きを掛けて、確実な物にしていますし、作業が簡単になるように心がけています

 

発芽は、いつものスチーム発芽機ですね・・・・石川さんや、土岐君や組合長など他の生産者は、
接ぎ木の養生装置を使って、発芽させています・・・普通はそうですね、養生コンテナでも、発芽は出来ますけど
空間が広く、湿度と温度がバラつくし、電気も食いますからね・・・
このスチーム発芽機での発芽が、簡単で、均一になりますね・・確かに、水稲でもやらないと、他に使いようが無く
もったい無い装置ですけど、金額は17万円ですよ・・苗の生産量と効率からすれば、充分元は取れますよ・・・

 

育苗生産は、施設産業です、施設が良ければ良いんです? と、僕は考えています

 

高設架台に電動の二重カーテン、中古の暖房機が2台、温度センサーによる自動開閉装置、温床線も予備で入ってます。
温室のサイズからの生産能力は、接ぎ木苗 12000本・・・・贅沢ですか? でも、僕一人でやってるんですよ
自動開閉が無いと、危なくて離れられません・・暖房機2台あれば、中古ですからね、どっちが停止しても、どっちかが動きます
なんだか毎年同じ事言ってますね・・・

 

資金回収出来る施設には、資金を借りて投入しても、良いんです! 一人で作業できるように安全装置を付け
生産を確実にする事は、決して無駄ではありませんし、過剰投資でもありません。 
この施設に掛かった費用、約180万ですけど、
毎年、50万円稼ぐので、もう5年目・・・250万稼いでるので、元は取っています。  


ポット土の配合


 水田から採取した土を蒸気消毒したのは、前回投稿しました・・ 次はその土に資材をブレンドします。
毎年毎年言ってますけど、これ重要です、苗半作といいます、良い苗を作るには、良い土からです・・良い土とは? 

 

徒長せず、キチンと細胞分裂して、しっかり細胞数のある、締まった苗を栽培出来る土です。
水をやらなくても、肥えた土では、締まりません・・微量要素にカルシウム・・それに、微生物性も良い土が望まれます。
うちの土は、重めです・・乾きすぎると、カチカチになってしまうことが多かったので、
今年は、ピートモスと、パーライトを増やして、少し軽くしてみましたけど、後の配合は何時も通りですね

 

籾ガラを混ぜて、軽くするとか、牛糞堆肥を混ぜて軽くするとか、そんな指導は多いですけど、籾ガラ混ぜすぎても
乾き安く、もしかしたら、籾ガラが脱窒起こすかもしれません。 もちろん畜産糞尿は論外です・・
やはり、微量要素に微生物が充分繁殖できる空間に、エサ・・・・カルシウムにリン酸・・

まあ、肥料分は追肥でも出来ますけどね・・だから、一番大事なのは、微生物が繁殖できる空間でしょうかね
エサになる炭素も欲しいですねえ

 

 今年の仕上がりは、昨年までより、若干軽く仕上りましたね・・・ピートモスとパーライトの増量が効いてますね・・・
今年は、肥料分は少なめにして、追肥で調整しようかと思っています。 
でも、微生物活性は従来どおり、出来ていると思いますよ・・
ピートモスも、硝酸化成菌などの働きは良くなります・・
多少高く付きますけど、下手な堆肥より安全だと思いますね

 


全ては、ハナイチトマトなんですよ・・・

 後は、もう少し乾かします・・晴れた日は干して、雨の日はシートを掛けます。 あとは時々混ぜるだけですね。 
大事ですよポット土作りって、ハナイチトマトは、ここから始まるんです。 
細胞分裂促進に、花芽の充実まで、水を絞らないで、締まった苗を栽培するための、技術も願いも、この土に込めています。
苗半作の技術の半分は、この土に入っている訳です・・
あとは、水加減や、葉面散布などの管理技術ですね・・それらが集まって、ハナイチトマトの苗を栽培してるんです

 

 買った土でも、自分で再ブレンドすれば良いですよ・・買った土をそのまま使って、水やりなどの管理だけで
良い苗って、そりゃ出来ない事は無いですよ・・事実、若い子達は、それでも、僕より良い成績を上げていますから
それからしたら、僕のこだわりなど、無意味かもしれませんよね? 
微差ですよね、微差・・その差がどういう違いになるのか?ただの自己満足かもしれませんけどね? 
でも、 統合した栽培技術とは、ここから始まってると思うんです。  
これが! 僕のこだわり? でしょうかねえ (笑) 

 

 たいがい、たいがい、の所で、調整だけでも、まあまあ栽培は出来ますよね。 
でも、ハナイチトマトと商標まで取得してるのに、 それでいて、汎用のF1種子を使って栽培してるのに、 
栽培全てにこだわらなければ、お客様に対して失礼でしょ?  
どのF1種子、品種を使用しようとも、僕が栽培したトマトは、全てハナイチトマトなんです・・・・
そういう為にも、ポットの土も、播種からの栽培管理も、すべてに自分の考えを反映しなければお客様に失礼だと思っています。  
もちろん、常に、その考えは、磨いていますよ、 ただの、百姓のこだわりだけではありませんよ・・・・
理論的な裏付けのある技術へのこだわりですからね、技術として、理論的な裏付けはあるんです

 

さてさて、毎年毎年、ちょっとずつ変わってるけど、まあまあ同じ事言ってますね、

 

それでも毎年毎年・・毎回毎回・・

 

頑張ります~ (笑)