恵南トマト協議会を解散し、恵那市協議会に一本化しました

 旧恵那市と恵南の五つの町が合併して10年以上経過しますけど、 トマト組合は、旧恵南トマト協議会と、旧恵那市トマト協議会に分かれておりましたので、 平成29年2月28日に、合併し、恵那市トマト協議会に一本化されました。  恵南のトマト農家は四町村で、約40軒、旧恵那市は一つで10軒ほど、なので、旧恵那市で一つの単位組合になり、五つの町村単位組合いで、恵那市トマト協議会を構成する体制に変わります。  意味判りにくいですね (笑) さらに補完すると

 

 恵南では、岩村町だけが、トマト組合が無いので、明智、山岡、串原と、上矢作で四つの単位組合・・そして、旧恵那市の一つで、合計五組合が集まって、恵那市トマト協議会を構成します  岩村町には、昨年から新規就農者が就農しましたけど、1人では組合にならないので、本人の希望で串原の組合に入っております。 理由は最初の研修先だから? みたいですね

 

 途中で、名人砲が炸裂しました、恵南トマト組合には、50年の歴史がある、それが無くなるのは、非常に寂しい・・俺らになんの相談も無く、そういう話しが進んだのは、正直残念だと、苦言を申されました・・が、それは判ります、その気持ちはごもっともでしょう・・  でも、時代は進んでおりますし、恵那市に合併した以上、恵南の名前を残す事にこだわると、一本化出来ませんからね

 

 なぜ、一本化していく必要があるのか・・東美濃トマト協議会が、組合の一番上ですけど、そこまでに、重層組織なので、意志決定をするのに、分散しすぎだと思います。 現状、高齢農家ばかりで、若手も下部の組合に分散しており、お互いに交流するには、市長村の壁があるんです・・いずれ、離農する年寄りが増えれば、少ない若手で結束して行かなければなりません、そのためにも、市長村を超えて、一つの協議会、組織にまとまる事が、この先を見据えると、必要だと思います・・だから、名人の気持ちは判りますけど、市長村の壁を取り払い、組合として集積させる方向に行くべきだと・・まあ、取りあえず、現状はここまでですけど、僕は、さらに集めるか?壁を取り払い、交流するか、どちらかが必要だと考えています

 

僕は、・・ここは、衰退産地で、どんどん規模が小さくなる中で、いつまでも、町村単位で、固まるべきではないと考えています・・それでも、年配者達は、町村の集まりが重要だと考えてるみたいで、そこには、壁がまだありますね。

 

恵那市結成の記念品
恵那市結成の記念品

 町村単位の弊害の一つに、役員の構成があります。  町村単位で、正副組合長を輩出し役員になり、そこから、恵那市の正副組合長を選びますけど、町村に寄っては、正副組合長も持ち回りだったりして、ぐるぐると人が変わるか、まったく、固定化するかの二通りです。 恵那市の正副組合長は、五町村の組合長から選びますけど、それが、持ち回りの人では、なにも出来ないんですよ・・・

 

 上矢作の組合長は、トマト始めて30年のベテランで、40代の頃から、もう20年もずーっと組合長をやってます・・明智は、就農10年の元普及員で、僕のとおーい親戚のIさんがもう、固定で組合長、 串原は持ち回りで、副に就農三年目の若手のK君、 山岡は・・就農五年目でトマトは兼業のTさん・・だから、どうしても、正副には、ベテランで固定され、今回も上矢作の組合長と、明智のIさんになってしまうし・・串原のK君の方が、先に組合長になれば、業界を知らないし、パイプも無いけど、僕より上の立場になってしまいます (笑)  僕の上には30年の組合長が座っており、僕が役員になることすら嫌ってますので、僕は、ここから上の役員には、なかなか上がれないんですよ・・・。 

 

上矢作で、花村さんが組合長をやるなら、もっと、周りに合わせてくださいよって、石川さんに言われてるしね・・僕は、言動が激しくエキセントリックな存在に見られておりますので、まだ、年寄りを納得させられません・・特に僕を目の敵にするOさんも見えますしね(笑)

 

まあ、僕も人徳が足りないんですけど、他の町村は、誰でも持ち回りで上がって来るから、 ほんとにあなたそれでも、役員できるの?って言いたくなる人も居るんですよねえ・・これ内緒の本音です・・ そういう人は、2年の期間中、まったく発言もしないし、追認するだけなんですよ・・それじゃ、僕は、代表で出てくる意味が無いように思えてしまうんですけどねえ・・

 

配られた記念品
配られた記念品

 恵那市トマト協議会の組合長は、めでたく上矢作の組合長が就任し、副に明智のIさんと、恵那市のベテランSさんが決まりました・・結局、30年のベテランが正副トップに決まる事になりました。 僕は、組織の若返りを促進したいので、明智のIさんにやってもらいたいと推したのですけど、他の町村の年配の副組合長に、いやいや、ここは、大ベテランにお願いするべきだ・・と押し切られました・・まあ、安定第一、実績第一で推したいのは判りますけど、上矢作の組合長は、もう、10年も代表やってるんですよ・・長期政権なんですね・・

 

 つまり、誰がやっても、同じなのかもしれません・・そんなに変えられる事は無いという事でしょうか? 僕は協選出荷は、じりじりと相場も下がり、厳しくなってるので、誰かが音頭をとって、方向を変えるべきだと思ってますけど、みんなは、そう思ってないのでしょうねえ・・

 

 ならば、致し方ありません、現況として、協選出荷一本では、家族を養えないので、今年も面積を協選契約と、個人販売に分けて営農します。  今は、協選以外に出荷したら、協選クビ!とか言うと、独禁法に引っかかるので、誰も言えませんから、僕は堂々と、分けて販売していきますよ。

 

播種始まりました・・第一弾は、ナスの台木?
播種始まりました・・第一弾は、ナスの台木?

 播種、始めました、第一弾はナスの台木ですね・・プロ用台木はトナシムが主流の様ですけど、これは、一般販売用なので、台木は大太郎です、なので、穗木の一週間前に播種しますけど、トナシムは二週間から三週間前に播種が必要だそうですって・・あんたトマト農家だろ?(笑) もちろん、トマトの苗が主流ですけど、春先は、苗も販売して、収入にしてます。 

 

 苗を購入し、2、3月にアルバイトで稼ぐのも良いのですけど、自分の苗を播種から栽培してるので、ついでに、販売用の苗もやれば、収入がさらに増えます。 自分で苗を買うと、5000本で70万円もしますけど、自家育苗なら、タネ代15万ですからね・・それに販売用の苗もやれば、自家分と合わせて、販売額は約100万で、経費は、タネ代20万、燃料と消耗品10万だから、3,4,5月の収入は、70万でしょうか・・そこから施設を償却してますが、やらないより、やった方が良いですね・・実質、3月、ひと月の労働時間が増えるだけですから

 

いろいろ書きたいことはありますけど、忙しくなってきたので、今日はこの辺で・・・

 

さあ、今年も頑張りますよ~