ハウスのポリは基本的に張りっぱなしです
強風にも耐えられるハウスの構造上、ポリも
強固に固定しています、なので、上はもちろん
内側も洗います、内側も触ると、ざらりとします
洗っても、明るさはほとんど変わりませんが
それでも、このざらりとした埃が落ちれば、水滴のつき具合も
変わると考えて、高圧洗浄機で洗います、まあ微差ですけどね。
育苗について感じたこと、まあ当てずっぽうな話ですけどね
まずは写真を見てください、考察はそのあとで 。
上段 レイカ 12日
下段 レイカ 泉苗
レイカ同士の比較
上記の翌々日
桃太郎 6日 レイカ12日
レイカ 泉苗
いずれも、鉢上げの時期がずれているだけで
基本的なポットの土、追肥のパターンは同じ管理をしています
花芽の段数は、まだはっきりと全体が見えたわけではありませんが
サンプルから見るに
桃太郎 6日 10枚目から11枚目の花
レイカ 12日 8枚目から9枚目の花
レイカ 泉苗 8枚目から9枚目の花
レイカの方が1段低く、花芽の出具合から
結果として、レイカが桃太郎に追いついた状況となる
泉レイカ、12日揖斐川レイカの段数は同じであるが
播種時期は同じではないし、管理は違うので比較は出来ない
桃太郎も揖斐川工業の苗である以上、温度管理は12日レイカと
同じであると考えるので、多少の比較は出来る。
写真の通り、桃太郎の方が大苗になった
これは、昨年と同じ傾向で、水をある程度、与える育苗だと
レイカより桃太郎の方が大きくなる傾向がある
段数は昨年は、いずれも10枚から11枚目であったことから
レイカの花芽が下がった理由は、今年は寒かったーくらいで
桃太郎が昨年と同じ理由ははっきりとはしない
僕が感じたのは 、同じ水やり、同じ追肥なのに
桃太郎は、肥料、窒素にすぐ反応する
レイカは、肥料、窒素に鈍感で、急激には吸わない
花芽の数がまだわからないので一概に言えないが
桃太郎の花芽が高いのも、この反応の良さが影響してるかも
僕の育苗では桃太郎の方が大苗になりやすく、伸びやすい
安定して、小苗で、低い花芽に仕立てられれば、ポットも小さく出来る
1段下がれば育苗期間も一週間程度短くすることが出来る
締め上げて小苗にしても花芽の高さはセルの時決定しているので
鉢上げしてからの管理の影響は少ない
今年のレイカなら、ポットをワンサイズ下げても大丈夫
花芽の高さも8枚目でちょうど良い結果となった
桃太郎は大きすぎ、11枚目の花芽と、ポット管理と
してはぎりぎりだった。
苗を締め上げて小さくするのは、実際、低段で障害が出やすく 、理由は
カルシウム、微量要素などが欠乏しているようで、生育として理想だとは思いません
かちかちにするのも、細胞分裂を抑えるようでやっぱり理想ではないと感じます
最近の5月は急激な乾燥高温になるので、水を与えないのは僕は好きではありません
実際短期間で収量を上げる夏秋トマトには 、育苗期に締め上げるのは
ひねくれさせるようで僕は好きではありません。
以前、冬春トマトの生産者に、もっと小さいうちに植えれば良い
何でそんなに大きく育苗するの?と聞かれましたが
夏秋トマトは、ハウスといっても屋根だけで
加温装置も、ハウスを全面締め切る構造にもなっていません
それに、この時期、まだ遅霜が降りる可能性があります
実際、今朝は外気温1度で、霜こそ降りませんでしたが
かなりの低温で、夜半にハウスへ行き、
苗に保温シートをかけたほどです。
なので、育苗は一杯まで引っ張り、最低気温が高くなってから
ハウスに定植するというパターンになります。
この6年間、自家播種を始めてから3年
育苗で大きな失敗を一回やってしまい、土を変更し
自家播種で、花芽の数や、段数の変化を体感し
短い期間でも、それなりのノウハウを身につけることが
出来ました、虎穴に入らずんば虎児を得ず、
失敗も早くノウハウを得たと思えば、良いことですし
近くに、比較検討する石川農園があったことも、幸運でした
絞らずに、安定して、小さく育苗し、8枚目に花芽を得られる育苗を
めざし、今年もあと少しですが、気を抜かないでがんばります。
急激な高温、また低温
ハウス内も乾いてしまうので、灌水パイプを設置するまで
順番にスプリンクラーを回し土を湿らしていきます
おまけ
急に寒くなった夜
猫はこたつで丸くなり
犬は小屋にも入らず、穴を掘って寝転がる・・・・
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