桃太郎の3・4段目が額枯れで、花落ちが目立つ
理由は、梅雨の晴れ間のしおれ? 定植時の低温、灌水が少ない?
いろいろと考えられます。
それにしても寒い~ 樹の調子も上がりません
玉も伸びません
今年は例年より一週間程度、遅れているようです、こればかりはなあ。
気温の上昇とともに、樹の様子がおかしくなりました
桃太郎は窒素過多のような顔をして来ました
昨年の様子からそう推測しました
追肥は窒素過多になるどころか不足するくらいの量です
何が出てるのか? まるで尿素を灌水したような感じです
やはり出ている、ゴースト窒素
気温の上昇とともに、どこからともなく発生してきます
まあ、今年は警戒していたので、すぐさま窒素消化資材を投入し
1週間ほどで、正常に近くなりました、
窒素過多になると、てきめんに灰色カビ、褐色凛紋が発生してくるので
よくわかります
ただ、普及員でも、この関係は読み取れませんでした
自分の圃場の状態を毎年見ているから、読み取れるようになりました
肥料が強いと太く勢いがつきますが
消化できる以上の窒素過多は樹がおかしくなります
これ、あまり例がないので、知らないと判別出来ません
僕も2年くらい判別出来ず、理由が分からなかったのです
昨年、お盆過ぎの定例会で、各圃場に散見されましたが
だれも、窒素過多だとは見ていませんし、信じてもくれなかった。
でも、消化資材を投入すると、葉色がてかてかと良くなってくるから
そうだと思うんですけどね~
今朝、葉がつやつやしていました
消化された窒素がタンパク質になったのでしょうか?
液肥の追肥、基肥だけでこれだけの窒素は効きません
玉のグリーンバックも強いです、窒素が強く効いているように見えます
桃太郎、花が飛んじゃった樹
これがままあるから、桃太郎は作りにくい~
今年は昨年に比べれば、まだ少ないけどね
理由はいろいろ考えられますが、桃太郎に圧倒的に多いです
サカタのレイカは花がしっかりしていて、花落ちがあまり見られないので
これだから、桃太郎サニーはもう終わりだとか言われたりしてます。
褐色輪紋病が散見されるが、
1番の発生理由は樹体の窒素過多だと見ています
過剰窒素が消化されれば
あまり広がらず、消毒で止められると思います
これを解消せずに、消毒しても、まず止まらない。
レイカは過繁茂になりつつある
窒素に鈍感で、過剰症になりにくい
なので花落ちも、病気も少ない
純粋に過繁茂ならまだ良いです
この時期は消化資材を投入し、追肥はあまり控えません
越えすぎも困りますが
土壌から発生する窒素は、肥効が読めないので
追肥を控えて失速する方が怖いので、ぎりぎりを想定して追肥します。
レイカは気温が低いと動きが悪い
玉伸びも桃太郎に比べると今一つ伸びない
暑くなると、急激に伸び出すのも特徴で
このあたり温度に反応しやすい品種なのかな~
普及員は桃太郎の方が温度に敏感だと言いますけど
僕の印象は逆です。
樹は強く、弱りも見えない
花落ちも額枯れも少ない
安定している、が、玉伸びは今一つ
窒素が強いと、レイカは玉伸びはすぐに悪くなり栄養成長に
傾きやすい気がする。
先が細ることもない
反面、1段目の玉伸びは鈍い
1段目2段目ともに大中小と同じ房が付いている
なんだろう?どうしてだろう?悩みます
1段目が1度成長を止めて、また伸び出しましたが
2段目と並んだ樹が散見されます
ぱらぱらと散見する程度なので、明確な理由が分からない
毎年、うちのハウスには出るから、定植時の土壌状態など
なにか、定植の1連のパターンに影響の要因があるので
また、理由を洗い出そうと思います。
定植時から何かおかしく
1段目の玉伸びが鈍く、ここに来て2段目に追い越された樹が 見えるのは?
定植時の低温? 水不足? 肥料過多?
あるいは今年の低日照、低気温?
ちらほら見えるだけなので、今一つ理由がわからない。
今でも低日照、低気温なので、今だって影響あるのかもしれないなあ~
レイカは玉伸び以外は順調です
玉が伸びなければ当然樹は元気です
大方の樹はそれでも順番に、少しずつ玉伸びしているので
寒くて遅れているだけかもしれませんし、ほかの理由があるのかもしれません。
レイカの樹勢は今のところ安定している
ありがたい~
これだから、この産地と近隣の産地で
サカタのトマトがタキイの桃太郎を駆逐していくのが わかる
桃太郎は不安定、それでいて、相場が高いわけではない
なら、農家としては、桃太郎は辞めざるを得ない
後は消費者がトマトは桃太郎とイメージしているのを
変えないといけない
産地として、品種を全面に出すと、このあたりが難しくなる
桃太郎だから美味しい・・・・農家もこれにこだわる
それよりも、私たちの栽培するトマトは美味しいと
産地ブランドで通るようにした方が良いと考える。
条間は広くとって、風を入れ、日照も得られるようにしています。
6m間口に1条2条2条1条が標準です
あとは単条5列で株間を狭くするのも試しています
日照と風通しが大事ですからね
ふつうの樹は、このように1段目、2段目と順番に成長しています
レイカは葉色も明るく、窒素が詰まっているような感じはしません
少々過繁茂にはなりましたけど
桃太郎は葉色が濃いです
過繁茂にもならない それで先端がちじれて、止まってきます
なんだろう、強い窒素過多だと、成長しなくなってしまう感じですか?
東美濃農協は岐阜クリーン農業の関係上。化学窒素肥料の施肥上限があります
農薬も回数に制限があります
自分で自分たちに課した、足枷です
なので、どうしても、有機の基肥
そして病気の出ない施肥を考えないといけない
例の堆肥をやめて3年
ハウスに溜め水して1年
まだ順調ではないようだ
春先は確かに数値が下がった、しかし、夏場にまだ何か出てくる
この5年土壌改良材の投入で、CEC10の土がCEC20以上に上がった
これが逆に、堆肥の持ちをよくしたのも事実
でも長々と何か出てくる畜産糞尿はほんとわからない
基肥が必要な栽培も考えないといけない
春先の投入量によっては、これも、不安定要因の一つにはなると思う
タキイの桃太郎は反応が良すぎる、レイカ程度の鈍感さが良い
花が落ちるような樹では困るし
作りやすくても、みかど共和種苗の、みそら64のように
お客から評判が今ひとつの品種でも困る
その点サカタの品種は今のところ良いようだ
これは、農家にとってはありがたいです
まあ、毎日、トマト、トマトで一喜一憂する日々です
シーズンが終わるとほんと、力石徹のように力尽きますからね~
ハナイチトマト、僕の愛情が詰まってます
もうすぐお届け出きます、あともう少しお待ちくださいね。
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牧野 美春 (水曜日, 04 7月 2012 15:34)
先日は訪問させて戴きありがとうございましたm(--)m
トマトガールすごく良いですね!!
トマトは、実がいっぱいついてますね!!出荷はいつごろになりますか?
☆ハナイチトマト☆早く食べてみたいです(*^^*)楽しみです♪