食育教育?IN 花村トマト農園

まずは、ご挨拶
まずは、ご挨拶

今日は、上矢作小学校3年生の子供達の校外学習として

当、花村トマト農園でトマト農家について学ぶ・・・・

ということで、金曜日の午前中、出荷が終わった後に行いました

 

どうして、うちかと言うと

3年生の担任が、昨年の長男の担任であり

僕が、太鼓の地域講師として、小学校に出入りしている関係もあり

僕に依頼が来たのです

 

折角だから、喜んで、受け入れました・・・・が

子供達に説明するのは、始めてで・・・・未経験

 

以前、農業大学校の生徒さん達の視察に対応したときは

大人だから、話も、リアルな話をしましたが

 

相手は小学校3年生・・・・

まあ、お父さんが子供に説明するように、してみました。

担任も知らない先生では無いので、大丈夫、フォローしてくれるでしょう

 

とりあえず、農協職員の伊藤君と、ここがトマト産地である説明の

パンフを作って見たりもしました

 

 

説明中・・・・・
説明中・・・・・

まずは、施設の説明から

そして、ハウスの説明、トマトの説明

その都度、子供達が、持ってきたノートに書き込みます

先生が、フォローし、授業は進みます

 

たとえば、補虫テープの説明をして、これで、農薬の使用量を減らしている・・・

と説明します、そして、虫は黄色が好きなので、補虫テープは黄色をしている・・・

虫は黄色が好き~ってノートに書きます

次に虫はきらきらした物が嫌い、だから誘引テープは銀色を使っている・・・・

虫は、きらきらした物が嫌い~てノートに書いてます

 

そんな感じで進みます

どうしたら、トマトが甘くなりますか?

 

子供の質問です

そこらから、スイッチが入ってしまい

 

みんな、甘い野菜が好きですか?

トマトは野菜です、果物ではありません

健康に育てたトマトは美味しいですが、野菜本来の甘み以上に

甘くはなりません、甘さを求めると、水を絞ったり、海水を使ったり

トマトをいじめなくてはなりません・・・・分かりますか?

甘いトマトを食べたいなら、甘くなるように改良された、フルーツ系トマトを

栽培すれば良いのです~  見たいな話になり

 

皆さんが食べている、牛、豚、鶏は、狭い畜舎でぎゅうぎゅう詰めに育てられ

栄養のあるえさを、食べさせられ、まるまると太らせて、食べられます

健康に広い牧場で育てられた牛の肉は、硬くて、脂がありません

皆さんの、おじいさん、おばあさんが、庭の畑で、広々と育てたトマト

これの真っ赤なやつを取って食べたら、1番美味しいはずです

僕のトマトは、牛や豚と同じで、狭い土地に、トマトをぎゅうぎゅう詰めに

入れて育て、栄養のある肥料を食べさせ、農薬などの薬で病気を抑えて

育てています、ここのトマトは、自然ではありません

ここは、トマトの工場なんです・・・・

そんな条件の中で少しでも、トマトが健康に育つように

僕は一生懸命、トマトの手入れをして、育てています

 

そうで無いと、○○(長男の名前)君を学校に通わせられないのです

それが、農業です・・・・・

 

そんな話をしてしまいました

子供達、ぽかーん・・・・

 

トマトは、水が嫌いですか?

 

いいえ、雨が嫌いです、雨に当たるとすぐに病気になります

水は大好き、トマトの実の97%は水です

だから、美味しい水を沢山飲ませます

そう言って、井戸の水の試飲もしました

 

このトマトは桃太郎、レイカといって、日本人です

原生種のトマトから、日本人が好きな味に改良されたトマト

日本で栽培出来るように、日本の気候にあった性質を持っており

これは、立派な日本人です

甘いトマトが好きなのは、日本人くらい、本来トマトは酸っぱい物です

さっきも言いましたが、甘い野菜を求めるのは日本人くらいでは無いでしょうか?

脂っこい肉を求めるのも、僕らくらいで、本来の健康な味ってどこにあるか

君たちの、おじいさん、おばあさんの作ってくれた野菜は

きっと1番美味しいと思います・・・・

 

田舎だけに、どこのうちも野菜は栽培してますからね

 

こんな、むつかしい話をしてしまい、子供達、ぽかーん・・・・

 

ああ、俺ももっとよく考えないとなあ~

 

 

 

 

この後、手をふって、送ります・・・
この後、手をふって、送ります・・・

最後は、笑顔で手を振ってお別れ・・・・

ほとんどの子は、親の名前を聞けば知ってる子達

野球やゆきこま会、同級生の子など、知ってる子ばかり

 

お土産に、一人一人に2個くらいのトマト入り袋を持たせ

ハナイチトマトのシールを貼って

ホームページを見てね~、なんて言ってわたしたりして・・・・

学校の授業で見るらしいですが、読んでも意味が、わからんやろなあ・・・・

 

担任は、意味は理解できない部分もあったと思うけど

大人が、真剣に話をしてくれたことは、子供達に伝わっているので

大丈夫ですよ、ありがとうございましたって言ってくれました

 

俺は、人の記憶に無駄に残る人って、言われてるからなあ~

子供達が、いろいろ考えながら、トマトを食べて、トマトを好きになってくれれば

まあ、いいや、そう考えて、次に機会があったら、もっとうまく伝えようって

反省しました

 

訪問してくれて、どうもありがとう

おじさんも自分を見直す良い機会になりました。