トマトの栽培20 今年も終了

最終集荷便
最終集荷便

最終便を出荷

これで、農協の協同出荷は終わりです

すでに、気温は何度も氷点下・・・・

 

10月後半から11月の天気は

今年は日中の日射はあるけど、全体に空気の冷たい気候でした 

なので

締め切ったハウスの気温は、朝晩は外気と同じまで下がり

日中は、日射のおかげで、30℃超になります

この温度差が今年は大きすぎて

玉の軟化、裂果が多く、ロス率が高い年でした

市場出荷は終わっても、ハウスにはトマトがまだ1段以上残っています

例年、桃太郎の場合、もっと早く赤らむので

ここまで残りませんでした

今年は、例年の3倍以上の玉が残りました

この玉から、ある程度状態が良くて、食べても

まあ、10月前半ほどの味は無いけど、食べられるものを

格安で、加工用と名打って、売ります

味が基準値以下なら売らない、そういう、考え方もありますけど

そこは、商売、ブランドシールは貼らないで、売ってしまいます

 

11月、気温が氷点下近くになると、てきめんに味が抜ける

寒さに耐えるため、糖分はあるので、甘みは残っているけど

皮は厚くなるし、何故かコクとかが抜けてしまいます

その理由は、解析してませんけど・・・・

玉も、赤くて、樹から落ちる寸前になります

それでも、順次片付けていきます

 

青いままの玉はどうする?

置いとけば、色んで来ますけど

さすがに、美味しくない・・・・

だから、廃棄します

最終玉、味が落ちますけど、せめて樹上で

熟したトマトだけを売ります

 

11月21日のハウスの様子
11月21日のハウスの様子

片付け中のハウスの様子

赤い玉、青い玉、両方残ってます

赤い玉でも、売れる様な状態の玉は2割くらいで

後は、軟化、凍みつぶれ、カビ、で食べられる様な状態で無く

当然廃棄です

廃棄玉は、堆肥場に持っていき、三年積んだ古堆肥に混ぜてしまいます

持って行って、廃棄するのも、力仕事

山のように積みます

赤い玉、カラスがほじりに来ますが、ほっときます・・・

他に、ハクビシンとかかじりに来ますけど

適宜、重機で混ぜ込んでしまいます

 

廃棄トマト、これでもまだ三分の一
廃棄トマト、これでもまだ三分の一

トマトの片付けの合間に

育苗施設の施工も行います

昨年埋め戻し

今年の春、ハウスの骨組みを組

井戸を掘って支度したままの土地に

 

採石を敷いて、コンテナハウスを設置し

ブロックを置いて、作業小屋を据え付けます

 

コンテナは買った物、作業小屋は土建屋時代の現場小屋

コンテナは、接ぎ木苗の養生室にします

これでも、既成の物を購入すると百万では効かない

必要な設備さえ分かっていれば、コンテナに内装を自作して

二十万程度でも、ある程度の物は作れる

これも、こういうことをしている仲間がいるので、そのノウハウを

教えてもらうことが出来るから、むつかしくは無い

現場小屋は、今まで、遊んでいたけど、やっとここで使うことが出来た

これは、土壌分析の道具を置いて、土壌分析室にしようと考えています

 

ハウスの増築、選果場、倉庫、育苗施設

構想だけは新規就農のころからあったけど

ここまで来るのに6年かかった

急ぐには、業者に頼んで、外注すれば

2年でも出来るけど、その代わり

施工費だけでも1000万くらいは余分に必要だったと思えます

農業は、回収率がそう高くは無いので

新規に過剰投資をしても、自費なら良いけど

金を借りると、返済で苦しむ羽目になる

それにノウハウが無いと、施設も業者の言いなりになり

後で、作り直すことも珍しく無い

なので、ある程度経験を積んで、作業や技術を確立してから、築造しないと

後悔することもあります

 

僕も、最初のハウスと、最後のハウスでは構造が違い

最初のハウスに大改造をしています

育苗ハウスも、構想は何度も練り直しています

 

 

育苗施設築造開始
育苗施設築造開始

重機に、ユニック

土建屋時代の機械をまだ持っています

ユニックでも20年選手、毎日使うには古すぎますけど

たまに使うには、大丈夫・・・

なんとか維持しています

 

もともと、土建屋、築造はお手の物

こっちの方がまだ経験が長い

人に頼むより、自分でちょいちょいっと、やった方が

確実で、丁寧で、納得がいきますね

築造意外にも

採草地の草刈り

竹藪の片付け

他に今年は、川向こうの田んぼに行く橋を直す

と言うのもあって

 

雪が降らないうちに済ましときたい仕事は

10月の暖かいうちに、先に片付けました

 

下の写真は、チッパーシュレッダーという物です

かなり小型ですけど、10cmまで飲み込んで粉砕できます

値段は定価で95万円・・・実売はかなり下がります・・・

僕は、竹藪の整理のために買いました

竹は結構、処分が大変です

燃やすのも大変、積んでも腐らないから片付かない

これなら、枝を払う必要も無く、そのまま放り込んで粉砕できます

一時間で何十本も処理できます、便利です

しかし、直接金を稼がない機械なので

余裕が無いと買えません、この竹チップも堆肥の原料にしますけど

商売にしてないので、稼ぎになりません

また、商売で竹藪を処分するなら、もっと大型の機械が必要になります

なので、竹が処理できる一番小さい機械で、これにしました

家の周りの竹藪が広がり過ぎたので、必要と考えて購入に踏み切りました

 

他にも、原野になった耕作放棄地の管理に、ハンマーナイフモアが欲しいですけど

家庭用でも30万、僕が欲しいレベルの機械は、最低でも定価で百万位します

家の周りの耕作放棄地が雑草やぼろ草で覆われて、猪の緩衝帯が無くなり

鳥獣被害の元になるので、なるべく早く購入し処理したいのですけど

もうちょっと、余裕が出来るまで、お預けです・・・

それまでは、草刈り機で、出来る範囲でやってます

竹を粉砕して堆肥に入れる
竹を粉砕して堆肥に入れる

トマトが終わって、やれやれ?

でも、次の作業が待ってます

それが終わっても、もう春の仕事が待ってます

農家のフィールドは畑

天気が良ければ、年中畑にいます・・・・

こたつにいるのは、雨と雪の日だけですね

今年は雪の日も、出ないと間に合わないかもしれません・・・・

寒くなりました、体に気をつけて、がんばります