ブログの更新、ご無沙汰しておりました・・・・
どうもすみませんでした
何とか、播種にまで、たどり着けました・・・・
3月19日に一回目の播種
当初予定は15日でしたが、4日遅れとなりました
見切り発車は、トラブルが合ったとき
トマトの苗は生き物ですから、行き場がばくなります
とにかく、二つ先の段取りまでの安全を確保してから
作業にかかるようにしていたら、4日遅れになりましたが
リスク回避のために、そのくらいは致し方ありません
予定が遅れたのは
やっぱり、完全な完成図をもって、やっているわけではありません
農業はオリジナルワンメイクの部分が大きく
やってる最中に、あれが足りない、これを変更
などどやっているし、雪が降ったりして、作業にかかれなかったり
それでいて、十分な予定を取れるわけでも無く
見切り発車の中で、どうにか、予定の仕様に仕上げ
所定の性能を発揮できるように、調整して
作業にかかるという・・・・
そんなもんですかね・・・ただ、単に段取りが悪いだけかも
まあ、ばたばたしながらも、致命的な欠陥も無く
まあまあの状態で、作業にかかる事ができました
ここまで来るにも、多くの仲間や業者の協力あってこそです
決して自分一人で出来た訳ではありません
感謝、感謝ですね
皆様、どうもありがとうございました
播種は一人では間に合いません
一日1500粒
上下で3000粒程度ですが
他の支度もありますからね、ちょっとだけ手伝ってもらいます
今年の播種本数は6500本を予定しています、なので台木と穗木で
合わせて13000本を播種します
ただ、1日に接げる本数は僕一人でせいぜい1000本だから
1日当たり、平均1000本になるように調整し
台木のほうが発芽が悪いので、台木を先行して
播種しています
女房は花粉症です、この時期は辛いようです
ハウスの中は、花粉は少ないようですが
この時期は完全防護で挑んでいます
発芽は発芽機を使用します
ネットで中古を探しましたが
程度の良い物が見つからず
もし作動不良や故障が見つかっても
修理の時間が充分取れそうに無かったので
結局、新品を買いました
播種の前日に始めて通電しましたが
やっぱり新品!
きっちり作動します
ただ、付属のカバーシートが、意外に光を通すため
トマトの種子には向いていないから
別にシートを買ってきて、かぶせています
ハウスの築造には手間がかかりました
整地して
通路マット敷いて
高設架台の設置をします
その間に、電気も来ました
これだって実に申請から一ヶ月以上かかりました
電柱の根巻きや、引き込み線の架設など
自分も施工に関わって、経費を少しでも浮かせました
天井保温カーテンは2枚重ねのワイヤー駆動をおごりましたが
遮光までワイヤー駆動にすると、予算オーバー・・・・
なので、ワイヤー駆動を入れられるように
準備だけして、普通の1枚物の手動巻き上げにしました
とりあえずは、何とか出来ますが
いずれ、自動化するためにも、利益を上げて
ワイヤー駆動を入れたいですね・・・・・
天井保温カーテンとハウス両側の換気の巻き上げは
モーター駆動をおごりました
今回は手動スイッチですが
いずれ、自動管理の装置を導入しようと思っています
手動と言っても、スイッチを入れるだけで
開閉ができるので
一人で管理している僕としては
大変に時間が節約できます
このモーター、韓国製です
日本の古いタイプのモーターと同じです
韓国の農家はこのモーターを1台約5000円で購入できます
日本で同じ物を輸入販売会社から買うと、15000円から18000円です
日本製の最新鋭のモーターなら30000円はします
今回僕は友人のつてで、個人的に韓国から買って来た物を
手に入れました、値段はそれなりの値段です
製品保証はありませんが、まずもって、すぐには壊れませんから、大丈夫です
僕のハウスの灌水装置は実は全部韓国製です
理由は、性能の割に、安いから・・・・
日本の製品は高性能?だけど、結構高いです
韓国と日本の人件費はそんなに大差があるわけではありません
何ででしょうね? いろんな理由があるみたいです
僕は、性能を満たし、故障しても部品の供給が受けられる
あるいは、買い換えても、十分なコストパフォーマンスがあれば
どこの製品でも導入します
農協を通して、補助に乗せる時は
普通には選択出来ませんが
僕は農協に納めている会社に交渉し
補助金が受けられる様にして、買いました
僕以外は、その選択肢はありません
ちょっと、自分で交渉する努力が必要です
黙っていても普通に流通している物しか、選べません
自分で探して、自分で吟味して、自分好みの仕様とコストで選ぶ・・・
商売をしていたら、基本中の基本ですけど
農業の現場では、言われるままの仕様で
言われるままの物を買わされる事が多いですね
まあ、そんな感じです
自家播種を行うに当たって
どこで習うか??
これが一番重要でした
農協のマニュアルはあるにはありますが、古いのです
先輩農家? 今自家播種してる農家は、わずか数軒です
あるつながりで、苗屋さんと知り合うことが出来
そこの社長が、若手農業者にはノウハウを伝授してあげよう
そういう姿勢だったので、ありがたく研修をさせていただきました
3年間、苗屋さんで研修を受け、その間
自家播種している農家を3軒、見学に行って、話を聞いて
それぞれの特徴と、基本的考え方を学びました
そして、僕は、基本的に、苗屋さんの技術をメインに採用し
施設も、資材も、そっくりそのままコピーしました
なので、初めての播種ですが、基本パターンは分かっているので
作業手順に迷いはありません
苗屋のやり方は、コストがかかります
高設架台にハウス加温と遮光カーテンが必要です
今回、加温機は、事業を辞められた、高齢の園芸農家さんから
1万円で譲ってもらえた事と、安く買えたモーターのおかげで
ずいぶんと少ない資金で済みました
普通は、地べたに、電熱を這わせて、シートを敷いて、支柱でトンネルを作って
育苗し、発芽も、そのトンネルか、養生室で行います
これが一般的な低コストの育苗ですが、欠点もあります
ではなぜ?僕は、この高コストな園芸方式を、あえて採用したのか?
それは、安全性と、一人で管理できる本数の多さ
トマト以外の販売用の苗の栽培も同時に出来ると言う
将来的な発展性を考えて、敢えて自家用の2倍の苗を栽培出来る
施設の規模にして、それでも一人で管理できる様にして
雇用に頼らずに、最大収益を確保できるように、したかっただけです
自家用だけで、一般的な農家方式なら、半分以下の投資ですけど
積極的に、苗の販売にも、挑戦しようという、試みです・・・・
育苗施設に現段階では補助金はありませんでしたが
親に借りて、設備投資に踏み切りました
それと、元土建業の経験を生かした自家施工とセットで
少ない初期投資で、設備を作ることができました
やっぱり、自分一人の力だけでは、ここまで出来ませんでした
いつでも、感謝です~
基本一人で施工して
分からない設備、出来ない事は
業者や仲間に助けてもらったり
親父や女房や、子供?達にも手伝ってもらって
なんとか、ここまで来ました
時には整体にかかり体のメインテナンスも行いながら
回りを巻き込んで、トマト栽培に取り組んでいます
決して自分一人の力で来たわけでは無い
常に、そう思っています
回りを巻き込んで、感謝しながら
あたふたと、動き回っています
僕がこうしてがんばれるのも
僕のトマトを喜んで買って下さるお客様がいるからです
協力してくれる人がいてくれるからです
ありがとうございます
今年も始まりました、よろしくお願いします~
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makoto hagiwara (日曜日, 24 3月 2013 01:29)
花村さん!育苗施設稼働本当におめでとうございます。こちらでも過去接木育苗を自分だけでなく周りの仲間の分もされる先輩がおられましたが、組合で育苗施設を立ち上げた経緯から休止されて現在に至っております。
花村さんは設計建設のスキル・人脈があるため、一般の方々では躊躇される難題をクリアされて、プラスとまとに対する群を抜いた情熱で、現在に到達されたと推察・敬服いたします。
私も状況は違いますが、さらにトマトへの探求と直接顧客のニーズにこたえる美味しいとまとづくりに頑張らねばと感じております。