今年の恵南トマト協議会、総会にて・・・

総会の様子
総会の様子

総会・・というか反省会がありました

東美濃農協管内の中津川選果場の中の、恵那市の中の、恵南協議会の総会です

その下に上矢作トマト組合があるという・・・

なんでそんなに細かいかと言うと

農協が合併を繰り返して来たので、組合もそのように

合併前の組合がそれぞれ

小さく別れて分会を作る形になってます

 

恵南が、まあ、普段、顔を合わせる一番大きい集団ですが

 

今年は、名人で、僕の親父より一歳年上の親父さんが

堂々の、反収トップ・・面積も16aと、73歳にして

驚異的にがんばる親父さんです・・

脱帽ですよ、伊達に40年以上トマト栽培していない

すごいです・・すごいですが・・

 

この恵南、平均年齢60歳

ほとんどが10a以下の零細農家ばかりの、衰退産地

何でそうなったかと言えば・・儲からない

その一言、儲からない、食えない・・・

 

なんでそうなったのか? 僕は7年目なのでわかりません

 

 

僕の今年の成績は・・いやあ~恥ずかしながら、たいした事はありません

それでも、レイカの高品質に支えられ、4年ぶりにまともな収入になりました

苗の自家栽培と農協の借金の終了もあって、経費も削減でき

もうちょっとで、売り上げ1000万まで迫れたので

それほど悪くは無いです

たいした成績でないのに、ここまで行けたので、逆に

伸びしろはまだまだあります・・・希望に燃えてます

 

もし僕が桃太郎だけ栽培してたら・・はい、今年で一旦廃業でした

3aだけ栽培した桃太郎は、ふるいませんでしたからね・・

桃太郎だけだったなら、数千万投入してここまでがんばって来たのに

ここで、一旦終わったかもしれません

 

レイカがあったおかげで、十分な収入を得ることが出来ました

そのくらい、品種選択は、シビアになりますね

 

で、その名人の親父は、レイカ導入に最後まで反対し、協議会長時代は

レイカの導入を禁じ、僕はレイカを栽培させろって、2回も直談判してるのです

だから、すごい親父だけど、従ってたら・・こっちは廃業です

 

それにね、競争意識が強くて、僕らを指導するより

どうだ!、俺に勝てるか!ってタイプで、ライバルなんです

 

本音を言います・・すごいけど、いらねえよ、親父さん・・

 

産地全体の底上げと、農家の収益性、それも全体の事が考えられて

品種選定やそのほかで、タブーもこだわりも無く、リーダーになれる

人が不在だったから・・衰退した

そうじゃ無いかな・・・

 

 

県の普及員も試験所の技官も来て

栽培の反省および、来年の課題などを話しましたが

 

病気が出る前に、しっかり農薬を使用し、病原菌を抑えましょう!

しっかり農薬! 土壌も定期的にしっかり消毒!

 

そんなもんです、農薬製造会社と農協、普及所はセットですから

 

僕の圃場が過剰な未分解堆肥のおかげで、4年にもわたって

病気だらけ、花落ち、異常な成長でほとんどだめになりかけた時も

普及員は見ても、農薬の使用を言うだけで

原因の特定までには至りませんでした・・

 

名人も、そりゃあ、悪い物入れたんだわ、で終わり

皆が放置する中、僕は自力で、専門家を探し、指導を受けながら

状況を解析し、土壌分析器まで導入して、克服してきました

えひめAIによる、農薬使用の低減も、自分で実行した結果です

 

これは、僕のノウハウです

これを武器に、戦います

産地が衰退しても、僕はトマトで稼いで行きます

なので、今後も農協や普及所に技術的にはあまり頼らないつもりです

品種や販売も、独自に情報を集めて行きます

 

そうやって、たとえ一人でも勝てるようにがんばります

僕を支えてくれるのは、僕のトマトを買ってくれるお客様ですから・・

お客様が毎日、普通に食べたくなるような、トマトを栽培して行きます・・

 

そうやって、がんばっていれば、たぶん産地の為にも

いずれ、産地を率いるだけの実力が僕に備わって来るでしょう・・

 

僕や他の若手が、それぞれ、稼いで儲けていれば、黙っていても

後に続いて就農してくる人も増えてくると思います・・

 

がんばりますよ、当然です