5月末・・
いきなりの夏
連日29℃・・・・
あほな? からだが追いつきません・・
定植、待機中の苗・・
ここは育苗専用温室
ここなら、まだ、遮光カーテンがあるから
なんとか持ちますけど
本舗を育苗ハウスにしてるのは
遮光が無いから・・からっから・・
もう水もだーだーに灌水
生育コントロールもへったくれもありませんね
さっさと植えるしか、対策が無いんですわ
植えても、普段なら、2日は持つ水が
1日で乾いてしまいます・・
こんなの初めて!!
なので、さっさと、チューブで灌水
しかもタップリと・・
何でマルチしないのか?
マルチあったら、乾かないですよねえ
でもね、水がやれるんです
乾くから水がやれます・・
水が乾けば、空気も入る・・・
これは必要な方法です
短期に多収するためには、根に酸素が大量に必要です
水に酸素を持たせるのも必要ですが
土の中の空気の流れを大きくすることも必要です
長々と多収するなら、マルチで1本の点滴チューブでもいけますが
これは、短期多収の為です・・
定植後は、水を絞って根を地下深く張らせて・・・・マニュアルですね
やりませんよ、そんなこと
地下に水も無ければ、作土も無い・・
根を下では無く、横に張らせなくてはいけないんです
全体にべったり灌水します
もちろん、乾湿は付けます
学術的には、根は、土中水分が一定の方が張るとなってます
もちろん、マルチがあって、乾湿の変化が無い方が
根は早く広がるように見えます・・
無くても、常に、灌水してると
同じように張ります・・
乾湿の差を、天候や生育の状態を見ながら
敢えて、付けて、根を誘う方法です
これは、毎日駆け引きですから・・
神経を使いますねえ
水があると、暴れるから、水は少なめに・・マニュアルです
暴れません・・・
しっかり、バランスを取った土作りを行い
葉面散布でも、カルシウム、微量要素をしっかり散布してやれば
暴れませんよ・・
ただ、別の問題もありますけど
2段開花のハウスのとなりに
定植直後のハウスがあります・・
もちろん、同じような灌水はできません
しかも、急激に気温も下がり、曇天になりました
灌水パターンも、もちろん変えます
状況に合わせた灌水パターンを考えて
生育を観察しながら、行います
干したり、湿らしたり・・常に、駆け引きです
別の問題・・・
冬場、雨にも当てず・・乾かして
定植前、一週間で土改材と、元肥を施肥して定植・・
無理がありますね
定植後のECは高めです・・
前は、分解アンモニアの障害で
最初の1、2段目の花がおかしくなる障害が出続けましたが
それはさすがに収まりましたが・・
一応、アンモニアを警戒して
ゼオライトも反当たり、400Kg仕込んでます・・
なので、そっちは大丈夫そうですが
面白いことに、1段目8花も付いてる樹は、普通に玉が伸び始めますが
3花しか無い樹の方が、花に影響が出やすいです
開花して着花してから、玉が伸びないで、遅くなるか
そのまま、小玉で止まってしまうのです
花芽定植と開花定植でも、違いがでますね
レイカは、勢いが強いから、開花定植が標準です・・
今回は花芽で定植した樹に、やはり1段目に影響が多かったですね
開花定植は、開花着果、は間違いないですが
根張りが遅れ気味になるようです・・
僕は、根張り重視なので、花芽定植を標準にしてますが
だいぶ収まったと言っても、未だに1段花に悪影響があるので
対策は、土作りを早くして、しっかり微生物、ゼオライトに
乾いて表面に出て来た肥料を食わせるか
しっかり湛水して、地下に落とすか・・
対策を考えます
ちなみに、玉伸びで、ホルモン剤の濃さとか
そっちの問題もあるかも知れませんけど
着果後の玉伸びは、樹の状態が左右する方が
大きいように思えますね
現在、玉伸びが悪く、栄養成長に傾いており
暴れるのを、抑えながらのコントロールになってます
今後、2段、3段と着果が増えると
徐々に重くなって落ち着きますが
そのタイミングを見計らって
アクセルをふかし、生育速度を落とさないようにコントロールします
樹の勢いを落としては駄目なんです・・
短期多収ですから
そういや、古いブログのアーカイブに
灌水量と水を控えないで甘くするには?と
質問がありました
答えは? そうですね、秘密もあるから、簡単には教えられませんけど
水の量は、マルチ無しの我が家で、1日、トマト1本当たり、最大4リットル灌水します
甘さの秘密は・・土と肥料とトマトの相互関係が理解出来ていれば・・
その方法が判ります・・これは、ちまたの農業理論では出てこない
方法論です・・
ある先生に師事して、習っており、その補完資材もそこから供給を受けているので
資材を使うタイミング、使用量は僕の技術ですが、基本的な事は
先生の特許ですから、お答えできません、あしからず・・
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