8月の長雨の影響で・・
一時は、枯れるんじゃないかというくらい
褐色輪紋にやられ・・
葉カビにやられ・・
花落ちもしましたが・・
それでも少しは残ってますわ・・・
通常の慣行なら、褐色輪紋で枯れてしまうくらいの状態でも
褐色輪紋は、窒素過剰の状態を解消してやれば
なんとか収まります・・
そうでないと、農薬を使用しても
止まりませんからねえ・・
葉カビは、いったん入られると・・
ほんと、止まりませんねえ・・
樹勢を回復さして、樹に抵抗させないと
それでも、上がって来るのと、玉がでるのと、競争ですね
葉カビは、気温が下がって、乾燥するまで、止まりません
葉カビは、畜産糞尿ばかりの問題では無いようです
2年目位で、畜産糞尿を仕込んで無いハウスでも
化成の慣行栽培でも発生します・・
土に有機的な緩衝力が無く、CEC等が低い場合でも
強めの施肥と曇天でも樹体内に窒素が余る場合
発生し、そのままでは、解消しませんねえ
友人の石川農園は、長年、モミ柄主体で、低窒素の
自家製堆肥を投入して来ましたが・・
土のCECはそうは高くないですけど、
土の成分は有機が多く軽いです、結構、化成肥料で追い上げていても
急激な曇天をくらっても、窒素過剰にならず
土が緩衝するのか、ほとんど葉カビが出てません・・
ここらは、いろいろですねえ
でも、土に緩衝力(有機的、無機的含む総合力で)が
あれば、病気も出にくいですねえ・・たぶん
とうぜん、アンモニアを出す成分は土壌に無いのが前提ですよ・・
畜産糞尿みたいな・・
僕も、以前は褐色輪紋が発生すると
葉が落ちるまで、止まらなかったです・・
しかも2段3段とやられました・・
今年は、1段まで落ちなかった・・
全身頭まで入られたけど、葉が落ちるところまで進まず
痛んだ位で済みました・・そのまま生育し
上段の葉が繁ってくると、褐色輪紋の病根も
目立たなくなり、光合成を受けて、葉の艶も
戻ってきました・・
通常の栽培資材では無理です・・弱ります
褐色輪紋は葉に穴が空きます・・
光合成能力が著しく落ちます・・
これで弱ります・・
なので、光合成を補う資材を多投して
葉が出てくるのを待ちます・・
辛抱ですねえ
寒くなってしまったけど
それでも、玉を伸ばさないと
収入になりません
通常、9月に入ると、みな、あきらめてしまいます・・
8月で、追い込みは終わりです
今年は8月が低日照で、その時期の玉伸びが悪いんです
そこはもう解消できません
だから
今、低温でも晴れてるから
ここでも最大の玉伸びをさせて
さらに後半の10月の出荷量を少しでも稼いで
収入を確保しなければいけません
なので、草を取り、下葉を欠いて
直射を下までいれて、ハウス内を暖め、土壌を暖めます・・
土壌を乾かし、積極的に灌水します
もちろん水だけだと、老化して割れるので
薄く肥料を混ぜます・・
そして、光合成を補う資材を灌水に入れ・・
葉面散布で散布して・・
少しでも玉を伸ばします
これは、8月が日照があって、通常の状態でも
同じ事です・・
常に、玉伸びは追い込みます・・
今年は、今が10月中旬くらいの気温になってますけど
まだ9月20日です・・あわててハウスを閉めて保温すると
まだ、高温になったり、台風が来たりして、保温ポリが逆効果になります
一番良いのは、クローズできる構造に変えて
昼間解放、夜閉鎖ですけど・・
細かく20棟に分かれてます・
全部開け閉めするのは、時間がかかりすぎ・・
しかも、年間わずか1ヶ月程度の時間ですからね・・
そこの改良は、検討中です・・
ネットの事や、ハウスが連結されてるので
改良するとなると、よーく考えて改造しないと
無駄になりますからねえ・・
通常は、10月中旬から、保温ポリを垂らせば事足りますから・
こういう異常のときだけ・・調整できる幅が足らないんですよ・・
そこは優先順位が低いので、順番に改良します
方法も検討中ですよ
この近隣で
僕みたいに
マルチ無しで、草を取り・・
下葉を欠いて、綺麗にする人は、いません
手入れのパートも含め
そのためのコストは、僕の面積でも、30万円以上かかります・・
マルチをしないのは、何度も言ってますけど
積極的な灌水と、土壌の呼吸の為、そして
有機の置き肥を表面に撒いて分解させ
上根に吸わせる為です・・
この時期でも積極灌水しますよ~
玉伸びさせる為です・・
下葉を欠くのも、病気の巣を撤去するのと
地面に日を当て暖めること、それにより
ハウス内を暖めることです、下葉があるより無い方が
確実にハウス内は温かいですよ
しかし
普通は、ほっときます・・下葉はそのまま、枯れて真っ黄色・・
マルチで草取り無し・・脇芽も伸びてそのまま
大体、9月の終わりなんてそんな物ですよ・・
僕が無駄な事をしてるんですね・・たぶん
他の人には、無駄な事だと言われてます・・
まあ、標高400m位の人に言われるのは仕方無いですね・・
でもね、10月11月に標高670mでね
加温無しで、しっかり出荷して稼ぐには
必要な事なんです・・
この時期の出荷量は、決して少なく無いし・・単価も高い
最後の1段まで、あきらめずに出荷して
お金に換えたいんですよ・・
まあ、最後まで、自分のトマトとハウス内は
綺麗にしときたいのもありますねえ・・
ぼさぼさにほかっとくのはいやなんですね
きちっと手入れして、終わりたいですねえ・・
もちろん、コストに見合う出荷量を確保する事が
一番大事ですけどね・・
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