岐阜県農業青(壮)年部の盟友の集いに参加して来ました
僕は壮年ですからね・・壮年部での参加です
まずは・・研修会場の大垣のホテルより
観光バスにて、視察先に向かいます
総勢40人弱・・
視察先は
西濃パイロットさんという、大垣の会社です
お米の生産法人です、社長は僕と同じ年の様ですね・・
まだ法人化したばかりの様です
それで、資金を借り入れ、ライスセンターを
立ち上げたようです
真新しい建物に機械類ですね
社長からの説明が続きます
西濃パイロットさんでは
今は珍しく無くなった女性の機械オペレーターも
いらっしゃるようです
いろいろ、先進的取り組みもなさっているようです
米の保冷庫もありました
直売は、まだ始まったばかりだと
説明がありました
裏も見学です
これは籾摺りの排気口
周辺に家も無いので
水フィルターとかは無いようですね
西濃パイロットの社長と社員の皆さん、視察させていただきまして、ありがとうございました
コーヒーと資料も・・ありがとうございました
感想は・・・
トマト農家の目から見たら
大きなライスセンターを見て
借入金や助成金の話を聞いても
正直いって、へーーー位しか感想がでません
規模が大きいですね~という感想ですね
それでも、以前に個人的に視察に行った海津の福江営農に
比べると、ずいぶん、こじんまりしていますし
育苗施設はまだこれからの様でした
社長の話は、ここまでの経緯の説明
現在の概要の話でした
それだけでは、零細トマト農家の僕には何にも判らないし
下手な質問は場の空気もあるので、黙っていました
米農家への質問は米農家に任せます(笑)
リアルな疑問とか、前見に行った場所や、その他との比較
聞きにくい話は聞けないのですが
米の事は米屋さんに聞くのが一番・・・と言う事で同行した
民田農場の民田さんに、オフレコで小さい声で
いろいろ質問して、聞きました・・・・
米は米屋・・民田さんは、見るだけで、やはり判るようで
僕だって、トマト農家なら、一周すれば、何となく
経営の状況まで見抜ける様に
民田さんには、状況が見えるようで
米農家としての個人的感想を
僕もいろいろ教えてもらいました
その内容は、書けませんが
この先の経営は、米農家はどこもそうですが
厳しい物になるだろうという話でした
補助金はあるけど、大きな借入金
まだ投資が必要な事
高収益をもたらす部分が少ない事など
米農家の実際を、同行者にレクチャーしてもらいながらの、視察でした
逆に言えば
西濃パイロットさんには、まだまだ伸びしろがあるって事です
何を改良すると伸びるのか? それは、社長の仕事ですね
民田さんは、全国に視察に行ってます
視察に行くのも技術、話を聞いて、自分の役に立てるのも技術
改良は社長の努力・・・なんでしょうね
儲かってる農家を見に行って学ぶ・・・
これですかね
視察先から戻って、ホテルにて研修です
研修先のテーブル
業種・作物事に小グループを作り
グループ討議をしました
僕はトマト農家のグループです
僕を入れてトマト農家3人
あと1人JA職員を加え、4人のグループでした
ここでは、トマトの品種の問題で盛り上がりました
大玉トマト農家なんですが、飛騨は桃太郎が主流で
東濃・西濃などはサカタの品種が入って来てます
その品種選択の問題で盛り上がりました・・
討議結果は、最後に発表
グループの代表として、僕が発表しました
そのごは懇親会でしたが、まあトマト農家はトマト農家同士で盛り上がって
他の品目の農家とは、あまり話さないでおわりました・・
いつも通りの展開ですね
大玉トマトの品種の話は、大概いつも同じで
桃太郎に苦労してる農家が多いって事が判ります
秀品率の低さと、裂果の多さ、それなのに単価は普通・・
桃太郎の歩留まりの悪さに嘆く若手に
味を理由に品種を変えない、古参の役員農家
この図式が、今回も、あてはまりました
飛騨だと大玉トマトは桃太郎・・・これに問題すら
感じない人も普通ですが、こうやって
交流会で他産地と情報交換すると、意識が変わりますね
農家は何にも知らずに黙って作ってれば良い
そう考える人に取っては、こういう交流会は邪魔かもしれません
この会の後ろ盾は全農岐阜ですが
全農の職員からは、逆に、なんで変更出来ないの? と聞かれました
なんで、変えられないんでしょうね?
僕も不思議ですよ・・これは、やはり農家の責任ですよ
農協の責任だとか、市場だとか、そんな事は無い
全ての基本は俺たち農家の姿勢に問題がある!、僕はそう考えています
いろんな農家を視察に行って、忌憚なく意見を言って交流する
学ぶ所は素直に学ぶ、良いと思ったら取り入れる
これは、これからの農家には、絶対、必要だと思いますね
民田さんには以前から、いろいろ学ばせていただきましたし、良く叱られます
花村君、お前は人の話を素直に聞いてない!
まず素直に聞け!
いいか!
自分の農作物にプライドを持っても、自分にプライドを持つな!
意味判ります? 農作物にプライド持つなら
素直に学んで、自分を進化させろって意味です
進化の邪魔をしてるのが、素直に聞けない自分のプライドっていう意味ですよ
僕が、他所を見に行って、交流のパイプを持ち続けてるのも
こういう民田さんなどの先輩農家に叱られたからですね
そういう視点で見ると、自分のプライドが高い人は
確かに伸びにくい様ですね・・
それはさておき、農家に取って(商売人は皆同じ)
いろんな人と情報交換して、他所の農家の現状を見て
良い所は真似して、自分を進化させる事は
これからは、今までより重要になりますね・・
東美濃において、青壮年部の活動自体は、ほとんど動いていませんけど
僕個人としては、そんな青壮年部でも、機会があれば、なんでも利用して
自分の経営に取り入れ、生かしたいと考えています 。
関係者の皆様、どうもありがとうございました
大変有意義な研修会でした 。
(機会を有意義に使えるか?時間の浪費にしてしまうかは、個人の姿勢の問題だと思ってます 笑)
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