ひさしぶりの投稿です・・
毎年、同じ作業の繰り返しなので、ブログに投稿する内容も
似通ってきました・・・
昨年は、どうやっていたっけ?
僕自身がブログを読み返して確認する位です(笑)
ちょうど良い、写真日記ですわ・・
もちろん、ノートも取ってあるので、細かい記録はそっちを確認します・・
ただね、9年やって思うのは、昨年のデーターはそのまま通用しない
種子も昨年来た種子と、今年の種子・・同じ品種なのに姿が違うんですよ
それに天候も気温も違います、昨年こうだったから、今年もそうなる?
ならないんです・・・毎年、しっかり観察して動きを見極める必要があるんです
作業の流れは、定着してますから、そっちは、毎年
小改良を繰り返し、洗練されていきますけど
設定温度、水の量、その量は、毎年毎年、作物を見ながら
微調整する・・これ当たり前ですわ
養生室の温度も、昨年と変えています
昨年と同じ温度設定で養生したら、一回目は調子が狂いました
理由? まだ、わからないんですけど、対応はします
昨年に比べると、今年は合格点ですね
昨年の反省点が生きてます・・もちろん
それは数値のデーターでは無く、苗を見ながらの
未来予測という点です
同じ培養土を使用していても
天候と気温、水やりで、苗の状態は変わります
苗の状態を見ながら、なにが起因してるか?
それを見極め、しっかり良い状態に持って行く事が大事ですね
着きの悪い樹は、双葉のエネルギーを使ってしまい、双葉が
黄色く落ちてしまいますね
接ぎ木前の穗木の様子・・
接ぎ木作業は、接ぎ木そのものは難しくないんです
穗木が着く状態に生育を整えることに、ノウハウがあるんですよ
基本的に、苗は老化はさせても、痩せさせない事ですね
老化と痩せは違います、痩せさせると着きません
苗を痩せさせない・・これが基本です
もちろん、太らせたら、一段目の花が飛びます・・
太らせても駄目です、良い花が着きませんからね
台木も同じです、台木の生育状態を着く状態に
持って行ければ、あとは、切ってひっつけるだけで着きます
温度、日照(遮光しますから)、外の気候状態、種子の変化
いろんな要素が絡んでいるので、素人では、正確な数値化?
なんて出来ません、毎年、毎年、感想のメモ、反省のメモ書きを
書きながら、読み返しながら、経験そくで修正しつつ
最終点に持って行きます・・いたって、経験的で
そんな、数値化されたデーター・・出来たら良いんですが
それだけの能力は、僕には無いようですが・・
それでも、1万本くらいの、接ぎ木苗なら
それなりの苗が、何とか、生産出来ます・・
あと2年くらい経験を積めば、今より、はるかに安定すると思います
今年も、曇天続きの育苗です・・しかも温かい
昨年とは違って、緩く、伸びてしまいましたが
それなりの苗に仕立てられました
今年は、定植前では無く
一ヶ月以上前に、土改材を全て投入しました
菌体資材に菌体の巣とエサが主体です
ゼオライト2種類、腐食酸2種類、古代腐植、海藻堆肥
椿糟堆肥、炭など・・エトセトラ
もちろん、未分解有機物と肥料分の塊である
畜産糞尿由来の堆肥はゼロです・・
起耕して、散水して、なじませ
畝建前に、もう一回起稿して、よくなじませます
蒸気消毒した、床土です
それに、本舗と同じように土改材を混ぜ
微量要素なども添加して整えます
毎年繰り返しなので、もう分析とかはしません
大体、経験で済ませます
ECは0.3程度ですが、一月は痩せずに栽培出来ます
ちょっと、培養土の比重が重たいので
ピートモスを混ぜました・・
モミガラや堆肥でも軽くなりますが
モミガラでは水持ちが悪いし
堆肥(畜産糞尿由来など)では、徒長しやすくなります
床土など5立米程度、コストはかかっても
良い資材を投入するに限りますね
苗半作ですからね、ここは、けちる所ではありません
春休みだっちゅうに・・子供も、手伝わせています
遊びに行く、時間的、金銭的余裕もあまりありませんからねえ・・・・・
もちろん、アルバイトです、小遣い兼ねた高額のバイト料払っています
子供達、喜んで、せっせとお金貯めてます
通称、お父さん銀行・・お金の払い出しは、トマトが売れてから?
結構な金額になりますね・・なので、小遣いは基本的に無しです
だって、携帯の維持費など親が払っていますからね
小遣い欲しかったら、バイトしてね? 我が家の方針ですわ
ただで手伝わせると、農作業が嫌いになることもあります
僕がそうでした、親父に叱られて、手伝わされ、小遣いも無い
それでは嫌いになってしまいます
労働は、金! これが我が家の基本です(笑)
さてさて、鉢上げに向けて、さらに頑張りますよ~
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隣の隣人 (火曜日, 07 4月 2015 22:52)
最初の設定・長すぎたんで、隣の・に改めました。ポットの接木からトレイの接木に変更したいと思っていますので、ぜひ参考にさせて下さい。活着率は何パーセント位を狙っていますか?育苗器・接木の養生にも使えるんじゃなかろうかと思っているのですが、やっぱり無理でしょうか。(湿度とか光量とか)
FBも拝見させてもらっています。おっしゃること納得です。FBにコンタクト出来ませんので、勝手ながらこちらから。よろしくお願いします。
ハナイチトマト (水曜日, 08 4月 2015 08:33)
いつも、HPを見てくださり、ありがとうございます
光量は、蛍光灯からの距離ですが、大体1000~2000ルクスになります
1000ルクスを切ると暗く感じますね、古い農家は古い蛍光灯で
600ルクスという人もいましたが、交換したほうが良いかもしれません(笑)
発芽機に蛍光灯を入れても出来るそうですが
サカタ系の穗木は高湿度を嫌います、水泡症が出ます
桃太郎は、高湿度を好みますかね・・・・
最適温度は、ケースバイケースでしょうね・・
活着率は、継ぐ段階までに、苗の状態が良ければ、その段階では
ほぼ100%ですね・・・
播種から継げる苗に持って行く段階で、落ちます
総じて、播種の9割程度は苗に出来ますが
良い苗はさらに比率が落ちますね