普通、土壌分析は、農協を通して、岐阜クリーン農業センターに出します
もちろん、僕も出しています
でもね、土の提出時期が、11月末なのですよ
つまり、トマトがまだ植わっています・・
そのせいか、数値は成分が高めにでてしまい、判断しずらいので
僕の場合は、年明け、起耕してから、採取し、分析し直します
そのために、農水省の予算を頂き、購入した土博士1号を利用します
最近は、他の農家は興味が無いのか、使用しないので
僕だけが使ってる状態ですけどね・・
これは、簡易分析ですから、岐阜クリーンセンターの分析より
精度は落ちますが、安価に、何カ所も計測できるのがメリット
ただ、CEC(土の保肥力)の値は計測出来ないので
そのためには、岐阜クリーンセンターの分析に出して
きちんと、CECも、抽出試験で性格に計測してもらって
CECは、その値を利用します。
土博士の計算ソフトによる、想定CECの値は、
計算上の係数の値が、ここの土に合っていないので
だいたい、実測値の半分くらいの値になってしまうんですね・・
抽出液の温度は大事です
きちんと所定の温度を維持します
もちろん、室温も確保しますよ
ちゃんとした、分析用の部屋を用意出来れば良いんですけど
個人では、場所が無いので、暖かい家の部屋を使用します
もちろんセットは、ちゃんと、ケースに別けて、取り出せるように
整理整頓はしてありますけどね
持ち運びできるのが、利点ですけど
なれないと、手順もあるし、手早くやらないと、ならないし
なので、最近は、僕くらいしか、使わなくなりましたね (笑)
土壌分析のデーターをまとめて表にして
とある先生の所に行って、今年の相談をしてきました
農協と、普及員との3者面談では、成分調整だけなので
現在では、それは、ほとんど、相談する必要が無い
でも、先生とは、それ以上に、今後の、元肥のありよう
追肥の持って行き方など、産地の3者面談より
さらに、深く突っ込んで相談します
僕が土壌分析を自分で行うのも、それが必要だと思うから
長年、堆肥の影響の事で、悩んで来たからですかね
そのことについては、産地の体制では、まったく助けにならず
この先生がいなければ、僕はとっくに離農していたと思います
反収にあまり結果が反映されてないから
僕が、サボってる?あるいは、何もやってない?
そう思ってる人が、産地内でも、ほとんどだと思いますけど
そんな事は無いです、必死にいろいろやってます
やっと、最近結果が出て来始めましたからね
堆肥の影響や、その他、いろいろ難儀しましたが
充分、経験として、役に立ってると思います
土壌分析結果をどう判断するか?
これも、経験値を積む事ができました
簡易分析で、個人がやる事の精度の問題などを
指摘する人もいますけど、何度も、何カ所もやってると
だいたい、傾向が見えてきます
この、傾向が見えて来ることが大事なんですよ
今現在、新規就農者とも話をしますけど
自分の土のCECがいくつで、それが何を意味するのか?
そんな事も、よく判っていないのです
そんな指導は高度過ぎて、新規には必要無いのか??
産地では、そんな指導を受けられません
僕は、個人的に、就農時から、すでに10年間
とある先生にマンツーマンで指導を受け続けて来ました
もちろん、先生とは、ネタを明かせば、肥料屋の研究者です
自分で肥料を設計し、販売してる人です
これも、公務員である普及員に言わせると、肥料屋さんは、商売だから
偏っているとか、危ないとか言いますよ・・・でも
肥料屋さんは、農家が儲からなかったら、次の注文無いんですよ
農家に結果が出なかったら、次の注文無いんです
だから、必死なんですよ・・だから一緒に考えてくれるんですよ
そういう肥料屋さんを選べば良いんですよ・・・
これは、自営業ですからね、自分の取引相手が
いい人か、悪い人か? そんな判断も自分で
決めなくてはならないんですよ・・・・
売る事も、取引の是非も、何にも自分で判断しなくて良いから
言うとおり、栽培してれば、それで良いんです?
あなたは、栽培に専念してればそれで良いんです?
それで、食べていけるならね・・・・・・
僕は、生きて行くために、産地の体制がどうあろうと
商売として、決めるべき事は、自分で判断して行きます
先日そんな話を世間話で、普及員としていたら
毎回ですけど、花村さんがそう仰るなら、私どもは手を引くだけです(笑)
まあ、引いてくれなくても、そこそこ、付き合っていきましょう(笑)
そんな感じでやってます
ちょっとだけ具体的な話をします
トマトが植わってる状態で、畝から土を採取して
もちろん表土を剥がした、上面から採取してますけど
土壌分析した結果は、 PHは6.5なんですけど
リン酸は200Kg カリも100Kg カルシウムに至っては 800Kgも出てます
ECは1.0も有ります・・もうビックリポンです(笑)
この状態で、PHが6.5なのも驚きですけどね
普及員も、このカルシウムの保肥量で、なんで
このPHで済むのか、よく判らないんだとか(笑)
これでは、普及員も何も言いようが無いんですよね(笑)
それで、トマトを片付けて起耕したあとに土壌採取して
簡易分析にかけると、Phは変わらず6.5なのですけど
リン酸は50Kg程度 カリも30Kg程度 カルシウムも400Kg程度
ECは大体 0.3程度で、硝酸値が0.5程度あります
鉄が1PPMしか無いんですよ、ケイ酸鉄をかなり投入してますけど
1PPMしか検出しないから、もしかしたら、上手く、リン酸と相殺できたのかもしれません
カリは少ないですし、CECに余裕があるから、投入しても良いし
追肥で、増やしても良いしと、判断が分かれます
カルシウムも、この状態でも欠乏が出ますからね
カルシウムを溶かし出す方法の選択と、一作に必要な分の
投入をしますけど、むしろ、硫酸カルシウムの投入で
硫黄分の補給の方が優先でしょうかね
間違っても、カルシウムは、石灰などの肥料はお勧めしませんよ
PHが7を超えてアルカリに傾くかもしれません
大事なのはPHとECで、PHが6.5なら、まったく問題無いし
ECも 0.3なら、元肥を若干減らして様子見するという判断になります
カルシウムが大量にありますが、CEC上、問題になる数値だとは
思いません・・これは、先生の判断ですけどね
うちの、土壌の状態は、こんな感じですかね
なんだこりゃ(笑) てな数値でしょうかねえ
突然、トラクターのタコメーターの針が異音と共に
落ちました・・・
ありゃーーー
ご臨終です(笑)
買ったときに、すでに10年落ちの中古車でしたからね
そこから10年で、約20年選手ですよ
でも、まだ使用時間はたったの630時間ですよ
なので、修理に出したら・・・
他にも、ロータリーの油漏れ、足のギアの油漏れと
全部で、14万円もかかりました・・・
あちゃー・・・
ほぼ、工賃が半分ですけど、自分では、出来ませんからね・・
まあ、中古農機ですからね、こういう事もありますけど
トマト農家に取っては、トラクターは稼ぐ道具ではないので
金はかけられません、例え修理代が掛かっても
あと、10年くらいは、大事に使って、働いてもらう予定です
肥料とかにはお金を掛けますけど
トラクターは、古くても、大事に使います
そこに、お金を掛けません・・・・
必要な所にはお金をかけて、必要で無い所には、かけない
自営業ですから、当然ですよね
古い機械でも、使える間は、大事に使いますよ・・・・・・
息子が、参観日の振替休日で、平日に家にいたので
かねてから、約束のスターウォーズ フォースの覚醒を見に行きました
もちろん、最新の4Dですよ4D・・・なんやねん4Dって(笑)
もうね、座席が揺れるんです (アトラクションみたい)
終わった後、隣の席を見たら、ポップコーンがぶちまけられてました(笑)
ゆっくりと、コーラでも飲みながら鑑賞ってなわけには行きませんね
確実に言える事は、 居眠りはしないで済みますね (笑)
バレンタインのチョコレート・・
娘2人と、女房から、3種類の手作り
親父と僕と、息子にもらいました・・・・
ホワイトデーには、やはり、お返しって、要るのかなあ(笑)
さてさて、チョコ食べて 頑張ります!!
コメントをお書きください
みっちゃん (水曜日, 06 4月 2016 19:00)
上矢作で頑張っている若者がいる?
希望が出てきたよ。
応援しています。
花村農園❗