播種始めました
まずは台木からですね、だいたい、1000本ずつ撒いていきます
定植も、接ぎ木も夫婦でやってるだけなので、ふたりで回せる範囲で
行うと、大体、1日1000本、これを台木と、穗木で、
別々に6000本ほど、撒きます。
他に、販売用の茄子や、キュウリなども、平行して撒いていきますよ
播種作業も、段取りですね
段取り良く、作業パターンを作っておけば
72穴なら、撒くだけなら5分も要りません
128穴でも10分は掛かりませんよね・・・
当農園は、台木は72穴 穗木は128穴と分けます
当然台木は、接ぎ木後も生育しますし、樹が大きくなるので72穴
穗木は、切ってしまうので、128穴で良いんですね
それに、上下間違いの、事故防止も兼ねています
撒いて、被せて、並べておいて、最後に灌水します
しばらく置いて、水のばらつきを修正してから、発芽機に並べます
小型のスチーム発芽機ですね
約90枚入りますけど、連続で播種すると、さすがに満杯になります
ここで大事なのは、水滴が落ちてくるので、上から詰めて行く
上から出したら、下のセルを上に詰め直す・・でしょうかね
これは失敗・・・・
毎年、ロットや昨年の残り種になど、発芽までの時間は異なります・・・
最初は、10ヶ月ぶりのせいか、勘も鈍っていますね (言訳・・)
大体決まりはあるんですけど、そこは、もちろん、見ながらやります
しっかし、あと半日だな・・・・が、この有様ですわ (笑)
笑うしか無いです・・へたくそって事ですわ・・・
まあ、穗木は、頭を切ってしまうので、長くても問題は無いです
このまま、上手に寝かさないように、育てきれば良いんです~
最初は、奥の手、もう、指で押して埋め込んでしまいます・・・・
穗木は、比較的、長めに出します、その方が切りやすいのですが
まあ、これは、ほんと長すぎですね・・・
台木はそうも行きませんので、慎重に発芽させます
台木も、苗屋専業の様に、双葉を切って継ぐ場合は
長めに出して、頭を切れば良いんですけど
僕は、台木の双葉と、穗木の双葉と、両方残したいので
なるべく台木は、短めに育苗します
なんで、4枚も双葉を残すのか? そうですね、長身の苗になりますけど
その方が、定植後の立ち上がりが良いからですよ・・・
自家育苗は、やはり、自分が育てる姿を想定して、それに合わせた
育苗が出来るし、またそうしないと、自分でやる価値も半減です
コスト削減だけでは無く、求める苗の姿も自分でコントロールするための
自家播種ですよ、もちろん、花芽も多くなるように、第一段の花芽も
大体、7枚~8枚目に来るように、いろいろ、やります
その技術は、研修元の泉農園だけで無く、先生や、仲間の農園などで
話し合い、検討しあって、ある程度、確立していますが
それでも毎年、毎年が、研究ですね・・・精進していますよ
自家播種に挑戦しはじめて、僕は今年で、7年目ですね・・
まだ、たったの7年ですよ、そのうち、3年を泉農園での播種に当てて
研修しながら、自分の施設を設計施工して
4年目に完全に自家播種に切り替えました・・・
それでも、泉農園から、ネズミの注意を受けているにもかかわらず
昨年のブログにも書きましたが、ネズミにやられたり
3月、4月の連続曇天で苗が弱ってつかなかったり・・・
いろいろ、経験してます・・・
本舗の栽培でも、ですが、毎回毎年、過去の失敗をしないように
同じ事を繰り返さないように、改良しても、それを超える想定外の事が
発生して、また、改良していくの繰り返しですね・・・・
育苗も、ある程度は、先が読めるので、楽にはなってきましたけど
しかし、毎年、想定どおりには、ならないので、
あえて、マニュアルや手順書は決めず、状況の判断基準を設けて
徒手空拳で、状況を判断するやり方にしています
その方が、自由度がありますし、手遅れにならない
そう思いますよ・・・・
あとね、やはり、トマトを種から撒いて育ててみる・・・
やはり、自分で撒いて見たからこそ、判る事ってありますよ
例えば、最初の花芽や段数など、育苗で変わりますもんね
三つ子の魂、百までって、植物も結構あります
最初の癖が、結構、後にまで、出る・・・・・
なのか、僕のやり方の影響なのか?
ハッキリは判ってませんけどね (笑)
頑張ります~
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