あ! もう中旬だがね・・・・

土作り・・
土作り・・

あ! もう中旬だがね・・・・

あっという間の4月だがね・・・・

接ぎ木、ポット詰め、鉢上げ、圃場準備の土作り・・・・

連続同時進行ですよ・・・・

工程表も何も作ってない、天気を見ながら・・

苗の様子を見ながら、段取りと予定を組み直し

全ての作業を、進めなくてはなりません

 

工程表を引いて、クリティカルパスを書き出して・・なんて

やってられません・・

もちろん、社員がいたら、基礎工程表は必用ですけど

それだって、毎日変わって来ますよね

 

天候と苗の様子に合わせ、フレキシブルに変更しないと

なんとも進みません

 

農業を目指すなら、工程が組めること、同時進行で

作業を考えられる事・・ 必用ですよ

そして、クリティカルパス作業をしっかりクリア出来る事

 

つまり、仕事の段取りを組めることですよね・・・・・・

 


冒頭の写真は、土改材と元肥の散布です

10種類以上の資材を、ハウスごとに、キチンと計算、計量して

平均的に撒いて行きます

なので、手作業です・・機械でばあ~っとラフには撒けないんです

25アール、全て、手作業で、精密に撒きます

 

人に任せたいけど、女房でも、すぐに間違えるし、

僕でも、表を見ながらチェックしていかないと、間違えますからね

 

機械化、規模拡大より、職人芸になってますよねえ (笑)

こういう路線ですから・・なんとも、簡素化できないんですよねえ (笑)

 


高設もポットを並べ・・
高設もポットを並べ・・

高設のこの範囲に何個のポットを並べ・・

それも、計算して、設計して置いています

なんでトレーがずれているかと言うと

重さの分散です・・たわみを見ながら

限界まで置いてますから

 

育苗ハウスに何個・・高設に何個

次に展開するのに、一番動線を短くするには?

等々・・・・ 綿密に計画してますよ

 

鉢上げします
鉢上げします

鉢上げは、早いですね・・穴あけも

簡単に空くように事前に灌水して、頃良い状態にします

なので、鉢上げを意識して、事前に灌水する必用がありますねえ

 

苗専用ハウスもポットで一杯に
苗専用ハウスもポットで一杯に

きっちり並べてあります、片列に1860個、両側で3720個です

もちろん、数えたり、またいだり出来る様に、一定の数で

隙間を空けていますよ・・鉢上げの順番も、考えてあります

 

それもすぐに鉢上げ
それもすぐに鉢上げ

並べながら、どんどん、鉢上げですよ

 

こんな感じ
こんな感じ

ロットごとに鉢上げしたら、ロットごとに施肥もします

5ロットに分かれていますから、それぞれ、順番に施肥します

 


接ぎ木作業も終盤ですね
接ぎ木作業も終盤ですね

接ぎ木作業はここまでで終わり

接ぎ木に必用な資材などは、さっさと片付け

次の段取りに入ります

 

接ぎ木して、養生中の苗
接ぎ木して、養生中の苗

鉢上げ前の、接ぎ木苗・・

セルトレイで、4~5日養生して、鉢上げします

こんな感じ・・
こんな感じ・・

接ぎ木前に天気が良ければ、良くつきます

これは、上出来の方です

接ぎ木前、3日位、曇天だと、付きが悪いです

もっと、葉が黄色く落ちます

後半、曇天で、後半のロットは、葉が黄色く落ちた苗が多かったです

 

ポットの土詰め・・6000個
ポットの土詰め・・6000個

ポットの土詰めも、手作業です

女房にも半日手伝ってもらって、1日で、1500位詰めます

なので、4日位掛かります もちろん、接ぎ木作業もやりながらですね

 

こんな感じです・・手作業
こんな感じです・・手作業

全てが手作業です

しかも、一つ済ませてから、次などという単純作業では無く

同時に並べて進めなくてはなりません

これは、規模が少々拡大しても同じです

夏秋の土耕栽培だと、システマチックにやっても

手作業がほとんど、つまり、人件費が掛かるので

面積の拡大と共に作業が増えるだけですから

すぐにコスト削減に結び突きません

僕は個人営業ですけど、そのぶん、全て自分で管理出来ますからね

それだと、大きくなれませんけど、

もちろん、人を増やしても、作業配置は出来ますよ・・・・

 

自分と女房たった2人を有効に使えないで

5人も6人も使えませんよ・・もちろん、人数を増やしてもできますよ

昔、下請け時代から、4人の人を使って、親方としてチームを動かしていましたからね

その経験が生きてます

 

この間にも、販売用苗の播種、キュウリや茄子の接ぎ木

 

この間に、あたらしい、張り付けラベルや、ポットに刺すラベルなどを

検討して、発注し・・ 苗販売のポップも新しいのを考えて・・・

資材の注文をして、交渉もして

それから、直売の挨拶もそろそろ考えながら・・・・

 

他にも、猟友会や、有害鳥獣協議会の交渉事、会計報告

PTAの役員や、春のお祭りの支度など・・・

常に、同時進行で、何種類かの事を考えていないとなりません

 

商人に常禄無し、稼ぎが常の努めなりってね・・・

農家も常禄なし、植えるか・・飢えるか?

今年、食えるか、食えないか? 相場任せ、天候任せでは

やっていけません・・・

走り続けるか? 挑戦し続けるか? それとも、倒産するか?

ストレスはありませんが、プレッシャーとの闘いですよ

 

どんだけ、新規就農希望者の研修を行っても

この、闘いは教えられません

 

この間、石川トマト農園のゆっこ社長と話しをしたんですけど

社長は、いろいろ研修生を預かって、いろんな目にあってますから

さすがに・・・・人、それぞれ段階がありますよ・・花村さんの段階に有る人は

今産地にいませんから、仕方無いですよ・・・って笑います

彼女は僕より、10歳も若いですけど、僕の言いたい事が判る

優秀な人ですし、スタッフにもそのレベルの番頭がいますからね

だから、同時期に研修無しに、補助金無しに就農した、仲間は

みんな、そんな闘いをやってるんですよねえ(笑)

 

そんな産地内の仲間の農家と共に、産地活性化と

もちろん、自分が今年、食えること!!

これを目標に頑張ります!!

 

もちろん、お客様の期待を裏切らない、美味しい

ハナイチトマト、しっかり、育てて行きますよ~

 

よろしくです~ (笑)(笑)(笑)