一連の定植作業、終わりました・・
定植初日が5月12日で、終わりが5月26日です
前期3500本と、後期1650本の2回で、行いますけど
毎日、苗の管理と、直売所に販売用苗の補填作業など
一定の時間を取られるし、女房は基本午後からなので
定植に使える時間は、僕が6時間、女房が4時間ですね
基本的に、我が家の作業人数は 1.5人ですかね・・しかも
土日は、さらに、下がります・・
その中で工程を組んで、定植していきます・・
なので、まったく、余裕も休みも無いです・・
地域行事などもありますしね・・
今年は、10枚目の花でした・・
3月の曇天と、屋根ポリの汚れもあるかもしれません
晴れが多いと、花芽は下がるのですけど
どうも、天候に左右されますね
でも、10枚でも、開花定植なので、もし、8枚で来ると
着果定植になって、負担が多いので、10枚で結果良しです
定植後も枝が2本多いので、樹は楽そうですしね・・
でも、10枚だと、ひょろ長くて、バタバタ倒れます・・・・
倒れても、折れてない、折れてないですよ!・・・・
ここで折れたら、捨てるだけですよ!・・・・って
長州小力風に・・・・
まあ、自家接ぎ木は、折れる事も多いので、着きの悪いのは
この段階で 折れてくれた方が、そのまま植えるより良いですね
午前中に僕が1人で運搬して、午後から2人で植えて、どうでしょ
最大、1日750本ですかね・・
まあ、初日は、午後から運搬して、450本でした
予定としては、3500本を5日間、一日約 700本の予定ですね
実際は、土日を挟んでしまって、女房がいない日があったので
石川農園のスタッフの休日を見込んで、アルバイトしてもらい
なんとか、5日で間に合わせました
根の状態は、10枚目の花芽ですし・・
13.5㎝ポットの7分詰め、750グラムだと
限界ですね・・暑くて、床土が乾いてしまい、根が痛みます
定植後は、灌水チューブだけ、幅を合わせてセットし
通路マットと、通路側のマルチは、作業が進んで
もっと、通路が固まってからですね
足で踏んだだけの通路なので、定植時は、まだ柔らかいです
産地では、定植前に植え穴に1リットル灌水、なんて指導しますけど
僕は、4年目から、やってません・・
スプリンクラーで灌水もやったりもしましたけど
最近は、定植前に、灌水チューブで、たっぷり灌水して
定植後に、根回し水を、これまた、たっぷり回します・・
その後は、もうチューブで灌水してしまいます
僕の場合、手灌水は、特殊液肥を根元に入れる以外は、やりませんよ
産地の標準は、矢野管ですから、3段開花までは、手灌水というのが
標準ですけど、これが、けっこう手間を取られますからね
省略です
定植作業中は基本、定植を最優先なので
通路マットとか、マルチも後まわし・・
だから、周りなど、草が生えてきてしまいます (笑)
もう、目をつむって、定植作業に集中します
土が少ない割には、良い状態です
水を絞ると、根が下部に集中し、回ってしまうんですけど
これは、全体に張っており、充実してるし
根も白く、健全ですね
ポットの水を絞ると、ポット上部は常に乾いてしまって
根が張らず、底の方に根が回ってしまいますからね
水はポット全体が湿るようにやった方が、僕的には
好きですね・・
水だけやり過ぎると、トウが立ってしまいますし
窒素だけ効くと、徒長しますからね
常に、微量要素、カルシウムも効かせてくださいね
最初のロットは、本舗のハウスを育苗用にしたので
乾きやすいですし、遮光は設置してませんし
底にポリを敷いてますから、乾きすぎて、根が痛みやすい
だから、定植日時を遅霜の終わる10日から、15日までに
終わらせるように設定していますけど
やはり、痛みやすいですね
専用育苗ハウスは、ポリで地切ってないので
夜間は湿気が上がって来ますし
萎れるほど、高温になるときは、遮光します
でないと、日中も灌水しなければならず
水のやり過ぎは、トウが立ちやすいし、時間も取られます
水を絞ってない苗の場合は、遮光は欠かせませんね
そのせいか
後期の苗の方が、根の状態は良いです
高設でも同じです、遮光します
僕は最初、高設の方が乾くと思ったのですけど
高設は、下は地面そのものなので、以外に湿気があがり
高設部分の湿度が高いようで、地面で育苗するより
むしろ、病気が出やすかったです・・
セルトレイの時とは、逆なので、発見ですね (笑)
ああ終わった・・取りあえず定植は終わった・・
あとは、ネットをかけて、誘引線引っ張って、マルチも張って
その間に、脇芽も伸びてきますから、手入れも・・
休むヒマなどありませんね
後期の定食準備に、約一週間かかりました
そのあとの定植、1650本に、約三日ですね
定植にかかりきりなら、二日でも植えられますけど
体に無理もかかるから、まあ、三日です
正直、腰も膝も痛い・・48歳には辛いです
もう、接骨院、整体通いに
湿布が手放せません (笑)
育苗専用ハウスも空になりました
下にシートを置いておくと湿気で、かびるし
風に吹かれるので、上に吊ってみました(笑)
たたんで仕舞えば良いんですけどね
倉庫がまだ準備できていないので
いずれは、倉庫を用意して、トレーもシートも
仕舞っておく予定です
ここは、夏場は、お休みです
暑すぎて、ポットでは、何も育ちません
トレーで何か作っても良いんですけど
正直トマトで手が一杯ですから、もったいないけどお休みです
このハウスのおかげで、仕事が減って
定植作業が楽になり、早く終わるようになったので
元は取れる?としましょう (笑)
あとは、育苗温室に残る、予備苗と
売れ残りの、野菜苗達です
今月いっぱいは、直売所で、苗を売り続けますし
時々、駄目になる苗を植え替えますので
それまでは、置いておいて、野菜苗も、自家使用分を除いて
後は、廃棄処分ですね
それ以降は、ポットで何か栽培するのも不可能じゃないですけど
なにせ、手が回らないから・・まあ、放置になるでしょう・・
あ~、なんのオチもネタも無い文章になってしもうたわ・・(笑)
所で、手伝いに来てもらった、研修生に
育苗から、定植後の灌水について、どう教えてもらってるか
聞いたら、10年前とあんまし変わらない
鉢上げ後は、おちょこ一杯の灌水から始めて~と
定植後は水を控えて、根を下に張らせよって・・・
おちょこ一杯の苗は、どうだった?
13.5㎝のポットに小さく仕上がるけど、水を喰らうとすぐ伸びようとするだろ?
枝は長かったじゃないか?
まあ、研修生では、比較出来ないか?
好みもあるけど、そんなに締める必用は無いと思いますね
それより、微量要素、カルシウムも苗の段階から
しっかり効かせる必用があります
下に根を張らせるって、下に何がある
君の研修先の作土の厚さは?地下水は?知ってる?
作土は20㎝程度で、下は、耕地整理の地盤で、礫混じりで硬く
地下水は、かなり下まで無いです・・下に根を伸ばす理由は無いです
灌水はどこから来る? 追肥は? 元肥はどこにある?
全て表面だろ? 表面10㎝だろ?
じゃあ、下に根を張らす意味は無いだろ?
横に張らした方が良いだろ?
常に横に浅く広く張らした方が、正解じゃないか?
そのための手灌水をしてくださいよって話しです
まあ、最近は、そう教える様になってきましたけど
教科書は、相変わらずですね (笑)
なので、僕は、点滴チューブに変えてしまったという話しですね
近頃は、5月が異状にあついから、矢野管でも
従来と違って、早めに機械灌水に切り替えた方が
正解かもしれませんね
そういうのは、マニュアルに書いてない
僕は就農以来、自分のマニュアルは、毎年書き換えてます
毎年、改良してるけど
産地の教科書は、普及所が書いてます
そんなに、毎年、変えないですもんね
勝手に変えると、責任問題ですから
公務員ですから、事なかれ主議ですよ
現場で、トマトに異変が起きて
教科書に書いてなければ、判りませんって、すぐに言いますよ
普及員は普及員、農家の為の先生ではありません
もちろん、良い人は、一緒に考えてくれますけど
今まで、担当してくれた6人中
親身になってくれたのは、2名ですね
もっとも、その2名は、気があっただけかもしれませんけどね(笑)
産地の技術の事は、産地の農家に聞け・・・
それも、教えてくれないような篤農家では無く
失敗も繰り返し、人に教える事を損だと思わない人に聞け!って事です (笑)
まあ・・・
僕は、知ってる事は教えます・・それで、追いつかれるとは思いません
こっちも進化してます・・教えても追いつかれないように努力してます
でも・・あんまり聞いてくれないし、教えても ハァ?って顔される事が多い
あのね、病気って、土から来るんだよ・・・・ハァ?って感じです
僕が信用無いんだよねきっと・・・・・
僕が信用されるように、頑張ります~
コメントをお書きください