もう・・6月も中旬ですね・・

マルチ張ってみました・・
マルチ張ってみました・・

お久しぶりです・・・もう必死に仕事してました

定植後の仕事がいろいろあって

今年から始めたのが、マルチの施行・・

定植後に踏み固めた通路を再度均し

マルチを引き、通路マットを被せるという作業

総延長1200mを、1人で施行してました

結局、まる5日以上かかり、膝と腰が、痛くて、痛くて・・・

チューブの場合、先にマルチ出来ないので

こうなりましたが、来年は、マルチじゃ無くて

最初から広幅の通路マット1枚でもいいかもしれません

 

マルチはトマトの根元で合わせて、ホチキス止めです

これは、手間がかかる・・・

 

まあ、いろいろ、検討しますよ

 

なんでマルチに戻したのか? 理由は三つ

 

一つ、草取りをする人が確保出来なくなってしまった

二つ、固形肥料は、気温の乱高下傾向のある状態では、

    コントロールしにくいので、液肥中心にしてみる

三つ、水に酸素を供給できるように設備投資したから

 

という事で、マルチ栽培に戻しました・・

 

1段目が小玉傾向です
1段目が小玉傾向です

今年の傾向は?

レイカの場合ですけど

開花で定植したのは、1段目は着果しましたが

玉伸びが悪い傾向があります

花芽で定植したのは、酷いのは、着果しても、停止、落花しました・・

いつも毎年、その傾向がありましたが

今年もありました・・・

今年は、湛水し、元肥の減肥も、行ったにもかかわらず

定植後に、なんか、肥えが効いてます?

 

同じ地区の石川農園、山田農園、他に串原の組合長のレイカでも

同じ様な傾向はありましたが

今の所、対策は、開花定植と、1段目の確実な、トマトトーン処理

他に、元肥の窒素は少なくするように施肥する(畜産糞尿由来の堆肥も含めて)

そのくらいしか思いつきませんが、その必用があるようです。

 

他にレイカは4、5段目の花数が少なくなる・・とも聞きました

つまり、レイカは、定植後に、肥料(特に窒素)を吸う力が強いという事ですね

急激に肥料を吸って、窒素過多になりやすいという事かもしれません・・

 

僕は、1段目のトマトトーンの処理が、忙しさもあって、雑なので

それも、改良しないといけないようです・・反省~

 


ぼた草刈り


ハウス前面のぼた・・急斜面です
ハウス前面のぼた・・急斜面です

中山間地は、ぼた草刈りがあります・・

昨年までは、シルバー人材をお願いしていたのですけど

今年は、体調がわるいそうで・・

今、シルバーも人がいないから、頼んでも、すぐ来ないので

これも、自分で草刈りしました

 

同じくぼた、スパイダーモアも入れません・・
同じくぼた、スパイダーモアも入れません・・

足場が悪いので、シルバーの高齢者だと

時間が掛かります・・

僕でも、足に疲れが来ます・・

スパイダーモアが、入れれば良いんですけど、角度的に入れないので

全て、草刈り機で、刈ります・・

これも、大体、まるっと1日以上、かかります

 

もうね、滑り落ちるくらい、足下弱いんです・・
もうね、滑り落ちるくらい、足下弱いんです・・

まあ、ハウスの草取りも、草刈りも、結構予算が要るので

予算削減、自分で行えるように、作業パターンを変更してみました・・

自分の体に、負担は掛かりますけど、経費の削減にはなってます・・

それもまだ、今後いろいろ、見直して行く予定ですけどね

 


恵那市トマト組合、合同研修会


珍しい、スリーショット
珍しい、スリーショット

トマト栽培を始めて50年・・東美濃トマト産地をずっと引っ張ってきた

岐阜県トマト名人の根崎さんと、僕と女房のスリーショットです

 

めずらしいでしょう? 名人は、高校で親父の一つ先輩らしく

出会うと、おい、親父は元気か?で、始まります (笑)

 

この日は、恵那市合同研修会にて、昼食を兼ねた懇親会が

あり、めずらしく、名人とも、話しができました・・

 

恵那市の若手就農者を相手に、根崎名人を講師に

勉強会をやりませんか?と提案しました

名人というのは、岐阜県の認定なのですけど

これは、もちろん、個人の功績の表彰なのですけど

産地としても、名人がいる産地という事になります

それは、大事な事だと思うんです

それだけの、歴史と、技術のある産地なんだという、証明になります

 

ただ、それだけでは、産地ブランドとしても、弱い気もする

産地に就農した農家にも、名人が技術指導しているという

そういう、流れも必用でしょう? 名人が指導して

良いトマトを生み出す産地! という、ブランドです

実際は、名人と、若手の接点は少なく

直に名人に何か習うという事は、あまり、ありません・・

 

せっかく、トマト作り50年という凄腕の名人がいるのだから

そのことを、その経験と技術を活用しない手は無いんです・・

つまり、その、名人や、ベテランと、若手をつなぐ仕組みを作りたいんですよね

 

僕は、いろんな産地の仕組みを作りたいのですよ・・

名人に勉強会をお願いしますって、頼みました

(うーん・・・) 根崎さんが引退する前に技術の継承をしてください!

(おれは、死ぬまで引退しないぞ!) じゃあ、死ぬ前にお願いします・・

うちの親父も大腸癌やってますし、名人にもいつなにがあるか・・・・(笑)

そんな失礼な冗談を繰り出しながら、お願いしました・・

 

やりますって、勉強会、何らかの形をとって、そういう仕組みを

産地に作って、それを、対外的にもアピールしていきます

なので、産地内のベテラン農家は、協力して下さいよ~

 

恵那市の農家、40件以上が集まってます
恵那市の農家、40件以上が集まってます

懇親会は、年1回、これしかないんです

研修会はありますが、懇親会はこれ1回・・・

僕は、普段、席から離れないんですけど

今日は、ビールとジュース片手に、全員を回りました

なぜか?

話せることが大事だからですよ

皆が自由に意見交換できる仕組みを作りたいんです

だから、この懇親会も、一軒に1人という決まりだったのを

3年かけて、一軒の奥さん、息子、スタッフ、全員参加出来るように

僕が、僕も、提案して、要求し、変えて来たのです!

だから、座ってません・・・みんなと、話しますよ!

 

できれば、年末の反省会で、もう一回行えると良いと思ってます

恵那市は、五つの町村別組合に分かれており

忘年会も、旅行もそれぞれ別々ですけど

なるべく、合同で、一同に行きたいと思いますが

これは賛否両論あって、すぐには出来そうにないです、ですけど

今後は、希望者だけでも、合同の懇親会、研修旅行などを

企画していきたいと思ってます・・・・

 


研修会の様子
研修会の様子

研修会の様子ものせます (笑)

岐阜県中山間農業研究所にて、熊崎研究員による研修会です

 

いろいろ、研究されてます
いろいろ、研究されてます

岐阜県の課題は、基本、夏秋トマトは

秋にもっと出荷するという事と

土壌病害を防ぐための、ポット栽培について

この二つがメインの様ですね

 

ポット栽培、ポット大小・・
ポット栽培、ポット大小・・

現在の、基本は、土壌と切り離したポット栽培が中心のようです

果菜類については、このポット栽培での技術開発を中心に行われています

 

研究所のトマトは、よくできるんですよねえ・・・
研究所のトマトは、よくできるんですよねえ・・・

研究所のトマトって、ほんと、よく、なるんですよね・・・

まいとし、ビックリする位、大玉が、一杯なるんです・・・

これを農家に持ってくると・・・けっこうならないんですよねえ・・・

 

各種試験の様子・・ここは土耕での、溶液栽培試験
各種試験の様子・・ここは土耕での、溶液栽培試験

僕の個人的な感想をいいますと

今、岐阜県は、土から切り離す栽培を中心に研究されており

土を改良するという、研究はされていないようです

なので、熊崎さんの研修会でも

定植前の、土をどう整えるのか?という視点は

時間も無いし、スルーされてます・・・・

 

普及所や農協の、土を整えるというのは、土壌分析から

窒素、リン酸、カリ、カルシウム、マグネシウム、微量要素の数値を

揃えるだけけで、CECの違いによる施肥パターンの違いとか

土壌の生物性とか、物理性とかの調整や指向については・・無いです

 

このせいか、毎年、同じ話が出ますけど、あんまり変化無いんです

 

僕は、ここにも、大事なポイントがあると思うのですけどね?

だから、名人やベテランの経験からの失敗段やいろんな法則も

しっかり聞く必用があると思うんですよ?

そこからの、技術論も作っていかないと、技術は進歩しない

そう思っていますけど、違いますか??

 

僕は、ベテランでは無いですけど、この10年の土との格闘は

ほんとうに、ノウハウの蓄積になってます

技術コンサルタントの先生と一緒に作って来た、土そのものの技術は

産地内にも、中山間農業研究所にも無い技術です

こういうも情報を産地内でもっと、共有出来たら良いんですけどねえ・・

 

みんなで、視察見学です
みんなで、視察見学です

これからの産地のリーダーとは?


こう言う、産地の運営って、誰かが、引っ張らないと変わらない気がします・・

この10年見ていて、気がしますより、まさに僕は間違っていないと確信してます

今、求められる、産地のリーダー像って、なんだろう?

 

数年前までは、根崎名人がリーダーでした

強い意志と行動と個人的努力の塊の人です、大変な苦労をしながら

産地を引っ張って来ました、これは本当にすごいと思います・・・・

しかし半面、僕に、俺の目の黒いうちはレイカは作らせない!

あと、反収の低い農家を抑えてしまい、意見を言わせない!

などとも、名人に抑えられた農家からは、聞いています

これまでは、それでも良かったのだと思います

 

これから求められるリーダー像は? 僕の勝手な意見を言います

 

それは、皆を動かせるリーダーですよ

人が1人で引っ張っても、経験も1人、頭も一つです

しかし、産地内には、50件の農家の経験、頭も、50人あります

スパコンでも、パソコンでも、1台の高性能装置より

数台、数十台の併設装置の同時稼働の方がはるかに優れています

この、産地内の50人、50件を動かせる必用があります

それも、従来の様に、鶴の一声では、まったく駄目です

50人からの意見や知恵が、わいわいと湧いて来て

それが、一定の方向にわいわいと、流れる必用があります

末端から、動かし、一つの方向性を持たせる事が出来る

そういうリーダーが必用です

 

正直、僕も、明確な、方法を見いだしているわけでは無いんです

なので、試行錯誤しながら

全員に、話させ、考えさせ、意見を持たせ、言わせる・・・

そして、言わせた意見から、皆の同意をもって、方向を決め

みんなで、そっちに向かって歩いて行く・・・

そうやるには、どういう仕組みを作ったら良いのか?

 

試行錯誤していますけど、段段見えても来てます

僕が、やたら、全員に話させようと、意見を言わせようとするのは

これが基本にあります・・

僕がリーダーになりたい訳じゃないけど、誰もやろうとしないから

僕がやって見ようというだけですね

 

引っ張るリーダーじゃ無くて、ざわざわと、全体を動かしていく人物

先頭に立つのじゃ無くて、後ろから、みんなと歩いて行くような人物

大きな流れを作る、小さな存在で良いんですけど

よく判りません、イメージですね (笑)

 

まあ、やって見ますよ、試行錯誤ですわ・・・・・・

 

頑張ります~ (笑)

 

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コメント: 2
  • #1

    萩原 真 (土曜日, 18 6月 2016 00:09)

    お疲れ様です。萩原です。力作読まさせてもらいました。焦らず、ゆっくり変えていくしかないと思います。
    こちらも、似た感じです。来週名人の講習会がやっと実現しそうで楽しみです。
    また、同じ週は丹生川研修予定です。緑肥&自根のツワモノです。
    土に着眼し、化学土壌消毒の力づくの栽培からの脱却、菌との共生がこれからのトマトづくりを変えていくと思います。

  • #2

    ハナイチトマト (土曜日, 18 6月 2016 06:15)

    ご意見ありがとうございます。 加子母も含めて産地内に現役の
    名人が3人もいるのだから
    その名人の研修会が無くて、どうするんや? 
    素直な気持ちですね・・・
    篤農家は外に技術を出さない・・そんな時代では無いですよね・・・
    加子母の名人のお話も、こっちから、バスを出しても、聞きに行きたいです・・・・