皆様、開けましておめでとうございます
本年も花村トマト農園 よろしくお願いいたします
今年は、私事ですが、次女が国立大学に、長男が遠方の私立高校に進学と
今まで、一緒に暮らして来た家族が、いよいよ、バラバラに暮らす事になります
それに、子供達にもっと学費も必要になります
長女は就職しており、家から通っておりますけど
今までの様に、食事の支度とか、必要なくなり
それよりも、事業のトマトにおいて、より努力して
家族を養う収益を上げていかなくてはなりません
もちろん、お客様には、より美味しいトマトを、よりお値打ちに提供し
僕は、より、手元の収益性を上げていくという事です
それを指針に、自分のビジネスモデルを作って行かねばなりません
僕自身は、強い覚悟でもって、夫婦で力を合わせ
ハナイチトマトを、進めていく所存です
家族経営を継続するか、企業化するか?
それも検討のうちですね・・
規模拡大には資金も要るし、人も要ります
年齢もあります、僕は、もう50歳、年齢的な限界も感じます
まずは、家族経営+α のまま、収益性を限界まで引き上げる事に
専念します
長女が、初詣の後、アウトレット行きたいと言うので行きました・・
なんと! 長女が、女房にカバンを誕生日プレゼントしてくれました
アウトレットって、定価6万円のカバンが、元旦バーゲンで2万円位なんですよね?
なんなんだろうこれ? って思いますけどね (笑)
もともと、その程度の物なのか? それとも、大変お得なのか?
価格については、いつも考えさせられますね
今年の、目標というか、指針は
価格決定権を、農家に取り戻す! 事です
これは、僕個人の経営だけで無く、トマト組合としても同じです
価格決定権を人に預けたままで、農家が、反収何トン取ったどー・・とか
言って喜んで競争していても、食べられません
そういう時代です・・しかも、世間は、不景気・・
景気の良い人も居ますけど、一部です、大半は、厳しいままです
そんな中で高額なトマトを売っていても、売れませんよ
消費者にはお手頃な価格で、僕ら生産者には、原価をしっかり上回る価格で
そんな当たり前の状況にしていかないと、農家の経営は厳しいんですよ
補助金が付くので、新規就農者は増えてきましたし
今年から、研修施設も出来ます・・だから、安直?ともいえるくらい
トマトで新規参入者が入って来ますけど
出口の価格決定権を持たない、産地の場合
大変厳しいですよって、言っておきます
だから、都市近郊で、自分で売る個人農家の方が、収益が良かったりします
これは、価格決定権を農家が持っているからに他なりません
産地の組合運営にスピード感はありません
改革は、待った無しなのに、役員に子育て世代が居ないせいか
実に、のんびりとしています
ですが、もっとスピードを上げないと
茹でカエルの様に死んでいく事になりかねません
栽培技術で多収化も大事ですけど、農家は価格決定権を取り戻す事!
これが急務です・・どうしたら? よいのか? それを皆で
話し合い、知恵を出し合い、みんなで取り組まなくては
産地の衰退は避けられない・・・・
僕はそう感じています
僕は、昨年、公式な反収は 9t と、少ないです
A品、C品、D品と合わせての総出荷量は、28t 位でしょうか・・
ですが、売り上げと所得は、協選換算すると、総出荷量、35t に匹敵します
つまり、協選以外の売り方が、倍の収入を上げている事になります
売り上げの45%が、価格決定権を持つ売り方をしてるからこそ
同規模のトマト農家では、恵那市トップクラスの収益を
達成出来たと思います
個人としては、もう、この比率を上げていくだけです
それに、品質をもっと上げて、より価格も引き上げて行きます
家族を養うには・・子供の夢をかなえてやるためにも
なりふり構わぬ、取り組みをしていくしかありません
もちろん、お客様には、価格以上の満足感を得られる トマト
それで無くてはなりません、
1度ならず、2度、3度と手に取って
もらえるトマトである事は、絶対です・・
僕個人は、当面、この路線で邁進します
産地運営の方も、こうなって来ると、良いなと、思います
今年は、仲間を作って、こっちも進めていきます
年初からも
頑張ります!
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